(株)パスコは、「計測・測量技術」、「システム技術」、「コンサルティング技術」の3つのキーテクノロジーを融合し、高精度でシームレスな水陸統合型の3次元デジタル地形モデルの生成を実現した。
これにより、ダム湖・貯水池等の堆砂量の把握および変動解析、周辺斜面崖地の崩落箇所や規模の解明、海底地形の詳細解析を行うことができ、ダム湖をはじめ、港湾・漁港および航路の維持管理、防波堤や魚礁等の港湾施設・水産施設管理等、国土保全や防災対策に有効なGISサービスを提供する。
従来、貯水のためのダム湖等では湛水量確保や施設管理のために、湖底堆砂量の分布状況解明や堆砂原因の究明、施設管理上見逃すことのできない周辺斜面崖地における崩落箇所・規模の把握等が重要課題となっていた。
また、港湾等の海洋においても、海岸浸食や防波堤・魚礁の老朽化、埋没等を把握し維持管理を図ることは、海岸環境保全、水産振興策の推進の他、津波・高潮等に備える防災対策としても優先課題となっている。
パスコは、これらの課題の解決と、高度なサービスの提供を目的に最先端計測技術とGIS技術を融合し、水陸統合型3次元デジタル地形モデルの生成によるGISサービスを開始する。
ダム湖・貯水池や海洋沿岸域における水中地形について、ナローマルチソナー(SEABAT8125型)による深浅測量、陸上部の水際周辺で地上レーザー(LMS-Z210,CYRAX2500)、その上部で空中レーザー(RAMS)・センサー(ADS40)を用いた地形測量を実施し、GIS上でそれぞれのデジタルデータを合成して3次元デジタル地形モデルを生成する。
時系列データの比較解析により、ダム湖における堆砂量・周辺斜面崖地の崩落量やその変動状況、海洋における砂浜の挙動、施設の埋没・破損状況や施設設置の適地選定に関する情報を提供する。
堆砂対策としての浚渫工事等において、浚渫箇所の的確な把握や浚渫土砂量の算定の効率化を図るとともに、費用対効果をも高める。
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パスコ/水陸統合型の3次元デジタル地形モデルの生成実現
2003年02月20日/未分類
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