トヨタ自動車／卓上タイプの新型ＥＴＣプリンター発売

トヨタ自動車(株)は、ＥＴＣの利用履歴を出力するためのＥＴＣプリンターを、全国のトヨタ車両販売店、トヨタ部品共販店を通じて３月３日より販売する。 　
ＥＴＣは、料金の支払いがノンストップで行われ領収書が発行されないため、業務上、荷主への請求や出張精算の際に、有料道路の利用を裏付ける明細書の提出が必要となる場合、ＥＴＣの利用を敬遠するケースが多いとの指摘がなされている。
このため同社では、ＥＴＣのより一層の普及のためには、高速道路を最も利用している業務用車両のＥＴＣ利用の拡大が不可欠として、既に販売している業界最廉価のＥＴＣ車載器とあわせ、新型ＥＴＣプリンターの発売により、法人需要の活性化を目指す。
新型ＥＴＣプリンターは、主に事務所での利用を想定した卓上タイプで、ＥＴＣ車載器からＥＴＣカードを抜き出してプリンターに差し込み、ボタンを押すだけの簡単な操作で利用明細書が発行できる。
この利用明細書にはＥＴＣの利用日時、入口・出口の料金所名、車種区分、利用料金が印字されるため、一目で利用内容が確認できる。また、所定の申し込み手続きにより発行会社名も印字可能であることから、出張精算などの自社内の用途だけではなく、荷主等へ請求する際の明細書としても活用することができる。 　
さらに、年々増加する新設のＥＴＣ料金所に対応するため、最新の料金所整備データを同社のホームページからダウンロードして、ＥＴＣプリンターのデータを常に更新することが可能。 　
同社は、全国約5000の販売店舗において、ＥＴＣ車載器の販売・取り付け・セットアップ、ＥＴＣカードの発行申し込みおよびＥＴＣ前払割引サービスの登録代行まで、一貫したサービス体制をいち早く整備しており、低廉なＥＴＣ車載器、そして今回のＥＴＣプリンターの発売により、ＥＴＣの普及促進に取り組んでいく考え。
メーカー希望小売価格（消費税は含まず）59 000円