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JSAT/産業廃棄物等不法投棄防止向け衛星遠隔監視システム開発

2003年02月23日/未分類

JSAT(株)および(株)衛星ネットワーク(以下:SNET)は、低価格で常時接続型の双方向衛星通信サービス「SAO(サオ)」によるアプリケーションとして、遠隔地のリアルタイム画像監視を可能にする衛星遠隔監視システムを開発した。
この衛星遠隔監視システムは、社会問題化している建設廃材や硫酸廃液をはじめとする様々な産業廃棄物の不法投棄に対して、排出事業者数が急増している地域で広域的な防止対策を可能にする。
また、地上回線の整備されていない山間僻地、河川、海岸といった地域における河川水位、津波、崖崩れといった自然環境を監視する用途にも利用できる。
システムは、JSATの「SAO(サオ)」を利用することにより、従来に比べ、低コストでシステムを構築、運用することを実現。
この衛星遠隔監視システムは、「SAO(サオ)」と高感度カメラ、センサー、監視制御BOXで構築されている。画像伝送には、超狭帯域画像伝送装置を採用し、5kbps程度の超狭帯域から画像伝送を可能にした。
また、電源のバックアップとしてソーラーバッテリー、風力発電機を装備し、電源のダウン時にも対応できるシステムとし、電源をソーラーバッテリー、風力発電機のみとすることで設置の機動性を格段に向上させるシステムの開発にも着手している。
今後、JSAT及びSNETは、本システムを、警備会社等と協力し、不法投棄が社会問題化している自治体や津波等の災害が想定される地域の自治体へ積極的に提案していく。
「SAO(サオ)」は、従来多数の企業、自治体に利用している「VSAT(超小型地球局)」による衛星通信サービスをより手軽に導入しやすく、かつ月々安価な定額料金で利用できる地上系ネットワークを全く経由しない双方向の衛星通信サービス。
そのため、広域性、同報性、耐災害性に優れ、セキュリティ、信頼性の高いプライベートネットワークを構築する上で非常に有効です。JSAT及びSNETは、「SAO(サオ)」を核とした様々なアプリケーションを引き続き開発、提案していく予定。
SAOサービスの特徴
・地上系ネットワークを全く経由しない衛星通信による双方向サービス。
・ 月々定額料金。(SAOサービス利用料金:1台あたり月々2万9 500円~)
・少ない設備投資でシステムを構築。
・セキュリティ、信頼性の高いプライベートネットワークを構築できる。
・必要なときに必要な場所で通信回線を確保することができる。
・20kbps~100kbps程度のTCP/IPデータ通信に対応。
・音声サービスの利用も選択できる。

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