凸版印刷(株)は、ポストイシュアンスまで含めたICカードの総合サポート体制を構築し、実証実験を開始する。
実験終了後、検証結果をもとに実務対応が可能な運用体制を完成させ、2003年夏頃より本サービスを開始する。
ポストイシュアンスとは、マルチOS型ICカード(Java CardTM、MULTOSカード)に対し、ネットワークを介して機能を追加するサービス。
今回の実験では、量産に耐える環境を整え、複数のマルチOS型ICカード用アプリケーションとそれらのアプリケーションを使ったWEBコンテンツを準備し、ICカード発行からインターネットを介した国内・海外での機能追加、WEBコンテンツでのアプリケーション動作確認まで、すべてを実験します。
本実験により、サービス運用のためのセキュリティ要件や通信速度などの検証、ICカードアプリケーションの利用価値が高いWEBコンテンツの開発体制の整備を行う。
「ICカードアプリケーションサービス総合サポート」特徴
●ポストイシュアンスサービス開始
・マルチOS型ICカード発行前は、発行済みでも、インターネット等を介して希望者にアプリケーションをダウンロード方式で提供。
●精度の高い情報管理
・発行したカードの磁気・IC記録情報を読取り、検査する自動検査装置を独自開発している。カード発行段階の検査データと今回のサービス用データベースとリンクさせることにより、非常に精度の高い情報管理が可能。
●マルチOS型ICカード用のアプリケーション開発
・金融決済系用を中心に、PKI等の認証用、アミューズメント向けアプリケーション用等すべての業態に対応。
・従来の開発工数に比べて工数短縮が可能で、かつ、マスク生成の必要がないため、短期間での開発と小ロット対応が可能。
販売対象
・クレジット会社をはじめとするICカード発行を行う企業(カード発行、運用受託サービス)
・マルチOS型ICカード用のアプリケーション提供を行うサービスプロバイダー(アプリケーション販売代行)
実証実験内容
・期間 : 2003年3月~4月
・場所 : 凸版印刷 トッパン小石川ビルおよび英国・米国などの海外事業所
日本データカードおよびデータカードグループの海外拠点
トッパン・エヌエスダブリュ 事業所
・対象 : 凸版印刷、日本データカード、トッパン・エヌエスダブリュ 社員(一部)
・カード発行枚数 : 数百枚
・実験内容 :
(1) 5種類のマルチOS型ICカード用アプリケーションを準備
(2) 量産設備による発行
(3) 実験サイトによりアプリケーションダウンロード、デリート
(4) WEBコンテンツでICカードを使用
※ 複数のICカードによる同時通信など様々な想定環境で、ダウンロード・デリートやWEBコンテンツを使用し、動作状況を評価する。
今後のスケジュール
・実証実験終了後、2003年夏頃より本サービスを開始。
・当初は接触型ICカード用のコンテンツ開発が中心に、2003年後半から、非接触ICカード用コンテンツも手がけていく。
物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信
凸版印刷/ICカードアプリケーションサービスを開始
2003年03月02日/未分類
未分類に関する最新ニュース
- LNEWS/2010年アクセスランキング (12月29日) 2010年12月29日 未分類
- 東洋ゴム/トラック用タイヤなど7%値上げ (12月13日) 2010年12月13日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/ガソリン混入軽油販売 (12月01日) 2010年12月01日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/11月の軽油卸価格1.2円上げ (11月30日) 2010年11月30日 未分類
- ロジスティクス手帳2011/販売開始、特別価格1800円 (11月25日) 2010年11月25日 未分類
最新ニュース
- スズケン/福岡県に物流センター稼働、設備投資60億円(12月29日)
- LNEWS/2010年アクセスランキング(12月29日)
- 日本貨物航空/韓国公取委の課徴金で、ソウル高等法院に訴状提出(12月29日)
- 花王/中国・安徽省に家庭用製品の生産拠点用地取得(12月29日)
- タケエイ/倉庫を取得(12月29日)
- ドイツポストDHL/カーボン・オフセットの輸送サービスが年間10億件に(12月29日)
- 象印マホービン/国内外の物流システム再構築(12月28日)
- モリト/適正在庫のグローバル化実現へ(12月28日)