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凸版印刷/ICタグの導入テスト施設を集約、拡充

2007年11月01日/IT・機器

凸版印刷(株)は10月31日、ICタグの導入テストを行う実験施設「TOPPAN RFID LAB953」を凸版印刷・朝霞工場内に移転するとともに、複数地区に分散していたICタグの技術開発拠点も同所に集約し、「TOPPAN RFID LAB朝霞」として再構築したと発表した。

実験施設を利用する企業へより質の高いテストソリューションを提供するとともに、技術開発業務の効率化を図る。

TOPPAN RFID LAB953は、物流分野での利用が期待されているUHF帯ICタグを中心に、導入時の利用環境に近い状態で評価、実装実験を行うため、2005年12月に凸版物流西が丘事業所の物流倉庫内に開設した施設。

UHF帯ICタグは通信距離が長い反面、電波の反射や幅広い指向性を持つなど、導入の際には経験とノウハウが必要とされる。同LABは顧客の実導入前の評価テストや官公庁の実証実験に活用され、利用件数も継続的に多く、実験ニーズは幅広い業種・分野にまたがっている。

凸版印刷ではこれらのニーズを受け、凸版印刷朝霞工場内に移設し、実験スペース、施設を拡充する。あわせて複数地区に分散していたICタグの技術開発拠点を集約し、事前導入試験環境、自社の製品開発、試作、評価環境を一体化した。
これにより顧客ニーズに合わせたICタグ開発や最適なICタグ導入提案を行うとともに、ICタグの開発・試作と評価環境の統合でICタグ開発期間の短縮を図る。

■「TOPPAN RFID LAB朝霞」概要
所在地:埼玉県朝霞市野火止(凸版印刷(株)朝霞工場内)
主な設備:
  ・国内主要RFID機器(UHF機器は現行機種を完備)
  ・読取機器設置什器(利用環境に合わせて提案可能)
  ・電波環境測定システム(自社開発)
  ・アンテナ試作システム
  ・インレイ試作機(実装機)
  ・各種電波測定・評価システム
  ・各種物性測定・評価機器など

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