凸版印刷(株)はRFIDタグを活用した、印刷用シリンダー管理システムの事業を開始する。
パッケージ分野で使われているグラビア印刷用のシリンダーは、一度作成したベースシリンダーに再メッキし、月に何回と再使用するケースが多く、得意先名や商品名など加工情報の管理の正確さと管理コストが課題となっていた。
製版設備製造販売会社である(株)シンク・ラボラトリーと共同で、RFIDタグによる印刷用シリンダー管理システムを開発し、FA管理システムとして販売する。
シリンダー管理システムの特徴
・ 2.45GHz帯を利用し、約50センチの距離で読み取りが可能。手持ちのタグリーダーによる読み取りだけでなく、自動搬送機に取りつけたリーダーよる読み取りにも対応できる。
・ タグにはシリンダー固有のIDに加え、シリンダーの寸法、重量やメッキ厚みなどの情報を書きこむことができ、また書き換えも可能。シリンダー製造会社、製版会社、印刷会社のそれぞれがシリンダーの在庫管理、作業管理、保管管理などに活用できる。
・ タグに入力した情報の書き換えができるため、作業単位での情報の変更、加工条件情報の修正などを行うことにより、人の介在によるミスを防ぐことができる。
・ 印刷時にインキの使用量や作業数量などの必要な細かな条件などを記憶させれば、製版から印刷までの管理に有効に活用できる。
・ また、タグに豊富な情報量を書きこめるため、管理・運用に大規模なシステム構築を必要としない。
・ シリンダー側の加工はタグの貼付だけで、現在使用しているシリンダーに特殊な加工をせずに、すぐ導入することができる。
・ シンク・ラボラトリーを通して、新規に購入するシリンダーには、シリンダーの基礎情報や発送情報などを入力した状態で納品することができる。
・ 福崎工場での導入実績をもとに、タグの貼付方法や運用に必要な情報構造などのノウハウを蓄積しており、一方、販売を担当するシンク・ラボラトリーは、製版や印刷各社への販売ルートを保有しているため、利用者のニーズにマッチしたビジネス化に有利。
・ パッケージ事業本部群馬工場の製版ラインで実証検証を行い、すぐにも外販を開始する。
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凸版印刷/RFIDタグを活用印刷用シリンダーで管理システム事業開始
2003年03月05日/未分類
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