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住友倉庫/上海での外資マジョリティー国際フォワーディング企業設立

2003年03月30日/未分類

(株)住友倉庫は、中国における日系荷主の進出ラッシュに伴う物流ニーズの拡大に対応するため、上海市に、外資マジョリティーの国際フォワーディング企業「上海住倉国際貨運有限公司」を設立した。
資本金は200 万ドルで、当社が70%を出資、上海市対外経済貿易委員会(経貿委)傘下の投資企業である上海外経貿投資(集団)有限公司が30%を出資します。1月10日に上海市対外経済貿易委員会(経貿委)に申請し、北京の対外貿易経済合作部より会社設立の批准書(認可書)がまもなく交付される予定。
中国でのフォワーディング事業は、WTO 加盟による規制緩和から、外資出資比率を75%まで認める(注)『外商投資国際貨物運輸代理企業管理規定』が、本年1月10日より施行。これを受けて上海市経貿委と折衝した結果、外資主導による合弁会社のモデルケース第一号として認可されることとなった。
新会社は4月上旬より、営業開始の予定。董事長、総経理などの経営幹部を派遣し、住友倉庫主導の陸・海・空の国際輸送企業として、日系荷主の物流需要の増大にフォローする。新会社を軸に、上海のみならず、中国各地への分公司(支店)展開も逐次図っていく。
また、広範な中国内陸部輸送にも対応するため、従来から提携関係にあった中国の最大手物流業者である大通国際運輸有限公司(本社北京)との関係を、新会社設立を機に、更に深めることに今般合意し、同社が有する100ヶ所の支店・配送拠点のネットワーク、約1500台のトラックを活用した即納体制を構築していく。
また、華東、華北への大型物流拠点の整備にも同社と協調していく。
一方、当社の上海での物流事業の内、倉庫業については、1993年(平成5年)11月、浦東新区の外高橋保税区に、上海で最初の外資100%の倉庫会社、上海住友倉儲有限公司(資本金130万ドル)を設立し、現在では従業員120 名、約25 000 ㎡の保税倉庫を保有し、家電製品、電子部品のSCM、VMI 事業などを展開している。
今後は、新会社と上海住友倉儲を一体化させ、フォワーディングと保税倉庫を兼ね備えた上海でも有数の総合物流会社として発展させ、当社の持つ物流ノウハウを新会社に移転し、上海市の物流改革に貢献していく。
新会社の概要
会社名:上海住倉国際貨運有限公司
本社:上海市静安区
資本金:US$2 0 0
事業内容:国際フォワーディング業務(国際貨運代理業務)
出資者および出資額
株式会社住友倉庫 US$1 400 000 (70%)
上海外経貿投資(集団)有限公司  US$600 000 (30%)
董事会組織:董事長館賢二、副董事長董炎、董事原博

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