綜合警備保障(株)は、燃料電池を搭載した警備ロボットの走行部を試作し、4月3日~6日にパシフィコ横浜で開催されるROBODEX2003のSOKブースに出展する。
同社では、他に先駆けて警備用ロボットの実用化に取組み、昨年4月に「ガードロボC4」の販売を開始した。
「ガードロボC4」は鉛蓄電池を用いているが、充電を行なわずに、ロボットの長時間稼働を可能とするために、燃料電池への切り替えを試行しており、燃料電池は長時間の電力供給が可能なメリットだけでなく、発電後には水と人間が吐く程度の二酸化炭素だけが排出され、環境にも優しいロボットのエネルギー。
今回の試作機「XFCR-01」は、「ガードロボC4」の走行部に燃料電池を搭載したもので、燃料電池発電部や燃料タンクのスペースを確保するために、制御用コンピュータを1/5に小型化し、連続稼働時間を延長するために、制御用コンピュータの省電力化などによって消費電力を1/3に抑えた。
稼働時間は、現在の機器構成では40分間程度だが、高濃度のメタノールを希釈循環させることにより24時間の連続稼動も可能となり、将来的には一週間の連続稼動を目指し、2年以内に燃料電池を搭載した新機種の実用化を目標に開発を行う。
仕様
名称:燃料電池ロボット XFCR-01
連続稼働時間:約40分 [5.8%メタノール使用時]
外形寸法:640mm(W)×710mm(D)×820mm(H)
重量:約80kg[燃料搭載時]
走行速度:50cm/秒 [MAX]
燃料電池:
発電方式:直接メタノール式
定格出力:240W(24V,10A)
使用燃料:メタノール水溶液(5.8%)
燃料タンク容量:5リットル
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綜合警備保障/燃料電池を搭載した警備用ロボット開発
2003年04月02日/未分類
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