LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本通運/香川県豊島の廃棄物専用船およびコンテナ・トラックの運用開始

2003年04月02日/未分類

日本通運(株)は、香川県小豆郡豊島にある産業廃棄物等を、香川郡直島へ収集運搬する業務を香川県より受託した。同社では、この輸送に、新たに専用の船舶と専用車両等を導入し、円滑で安全な作業を目指す。
この事業は、豊島にある推定約67万トンといわれる産業廃棄物等を、香川県が事業主体となって香川郡直島に建設されている中間処理施設まで海上輸送し、焼却溶融化のうえ、無害化する事業。
この事業に社内でプロジェクトチームを発足させ、香川県が実施された海上輸送計画策定のためのヒアリングに参加し、今回の輸送計画に様々な提案をおこない、昨年3月の一般競争入札の結果、落札したもの。
同社は、この海上輸送のため、「太陽」と命名した日本初の特別管理廃棄物運搬船(専用RO-RO船、船主:日本海運(株))を建造。この船は安全航行に関する各種の機器を備え、GMDSS対応など環境と安全に配慮した性能を有している。
また、ISMコードを取得し、船舶管理の徹底を図るとともに、運用面では運行管理規程を策定するなど、万全を期している。
また、廃棄物を輸送する容器についても、水密性と防錆対策を施した天蓋付き専用コンテナを新たに作成。このコンテナは、ISO規格に則して製造し、CSC認定を受けた安全性重視の構造で、天蓋・後扉の開閉も運転席から遠隔操作ができ、1基あたり約8.5トンを運ぶ。これを新規に導入した38台の専用車両に積載し、収集場所から処理施設まで積み替えること無く輸送する。
さらに豊島・直島には事業所を設け、安全な輸送の実施に向け管理体制をとる。処理事業は、4月中旬の開始が予定されており、本格稼動となる8月には、1日あたり300トンを輸送する計画。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース