兼松エレクトロニクス(株)(以下:KEL)は、食品製造輸入販売会社のミホウジャパン(株)より中国産冷凍野菜の残留農薬検査証情報の公開を含めた「食の安全」情報開示サービスを受注、インターネットを使った生産履歴情報開示サービスKEL『Be-Tracer(ビー・トレーサー)』により構築した。
これによりミホウジャパンは5月1日より中国冷凍野菜の食品情報サービス公開を開始する。
現在、中国産野菜の残留農薬問題、無登録農薬問題など、消費者の食品に対する信頼を揺るがす事件が相次いでおり、深刻な問題となっており、厚生労働省では検疫強化に乗り出しているが、冷凍野菜などの加工品は対象から外れているため、消費者および流通業者からは不安の声が高まっている。
ミホウジャパンは中国産冷凍野菜商品の原料作物の栽培段階から独自のガイドラインを設け消費者へ最終的に流通するまでの過程の履歴を情報開示し、消費者・流通業者に対し安全な食品とともに情報という安心も届けることを目的として、インターネットによる肉牛の生産履歴情報開示で既に実績のあるKEL『Be-Tracer(ビー・トレーサー)』の導入を決定した。
サービス概要
KEL『Be-Tracer(ビー・トレーサー)』をミホウジャパンが開始する情報開示サービスシステムでは、中国現地で原料作物を栽培する農家の生産者情報、栽培情報(種子・肥料供与情報)、加工情報(皮むき・冷凍などの半製品加工とサイズ選定・パッケージなどの製品加工)および、残留農薬検査情報(原料検査表・製品検査表・日本国内検査履歴)をインターネット上で公開・閲覧・検索を可能とする。
消費者や流通業者が手にした商品のトレースコードをインターネットに接続されたパソコンや店舗に設置された端末に入力して検索するとその商品の上記項目が全て閲覧可能となり、「いつ・どこで・誰が・どんな農薬を使用して栽培され、どこで・どのように加工され、いつ輸入・出荷された」といった食品の生産/製造情報を元に食品を選択する環境整備(トレーサビリティ)が確認でき、安心して購入することができる。
今後、KELでは、今後も引き続き、食品に限らず各種生産者の要望による情報公開サービスの構築支援として、安価で運用容易な生産者情報開示サービスKEL『Be-Tracer(ビー・トレーサー)』の提供を推進する。
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兼松エレクトロニクス/輸入冷凍野菜の生産履歴情報開示サービス構築
2003年04月06日/未分類
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