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コマツ物流/BAANを活用して外販比率向上

2003年04月02日/未分類

バーン ジャパン(株)は、コマツ物流(株)が全社的な業務改革のもと、2002年5月に導入したバーン社ERP製品(iBaanERP)を利用し、ビジネスプロセス再構築の成果を収めていることを発表した。
コマツ物流ではBAAN導入により、全国20箇所以上の拠点における拠点別損益をはじめ、客先別・案件別・個人別の損益を割り出し、更なる経営力の強化を図っている。
また、現在3割程度の外販比率を将来的には5割程度にまで増やし、グループ企業の物流業務のみならず幅広い業種からの顧客を獲得し、3PLへの脱皮を図る。
コマツ物流では、コマツグループの仕事を通して蓄積された中・重量物流における業務ノウハウを活かし、より低コストで顧客満足度の高いサービスを提供すべく、従来から積極的にITを活用してきた。
2000年1月には、コマツグループのグローバル戦略、自社開発による経理システムの老朽化、システム対応すべき業務範囲の拡大などからBAAN(購買、販売、会計)の導入を決定。同年5月にERP導入プロジェクト「KL-Baan」を立ち上げ、2002年5月より稼動を開始した。
BAAN導入にあたっては、入力したデータを徹底的に活用する「情報の一元化」、日々データを入力し月末の集中入力を避ける「業務の平準化」、データを更に効果的に活用し経営力の向上を図る「データ解析の効率化」を目的に、システムの再構築を行っている。
同社の物流開発システム部長の鳥居建一氏は、「使い込むことにより、データの一元化の重要性を再認識している。ERPの特徴を生かし、経営データの解析、案件別損益の割り出しなどによる作業効率や利益率の向上などに生かしていこうと考え低ます。経済環境が劇的に変化するのは物流業界も同じです。リアルタイムでの経営情報の収集、情報の解析は当社の競争力強化には必要不可欠です」と語っている。
稼動から9ヶ月が経過し、同社では新たなシステムの活用を進め、更なる業務効率の向上やデータ解析の有効活用を促進し、外販比率を高め、中・重量物流でナンバーワン企業を目指す。

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