松下電器産業／ベトナム計画投資省と今後の事業拡大で覚書締結

松下電器産業(株)は4月11日、ベトナム社会主義共和国のファン・バン・カイ首相一行の来社を賜り、首相閣下ご臨席の下、ベトナム計画投資省と当社との間で、同社の事業進出について、双方の協力関係に関する覚書を調印した。
この覚書において、松下電器として、ベトナムのASEANにおける地位向上と、工業化による経済発展に寄与していきたいとの意思表明を行う一方、ベトナム計画投資省としては、松下電器の意思を歓迎し、今後の事業化検討を支援・協力するの趣旨を双方で確認した。
同社は、1996年、ホーチミン市にAV商品の製造拠点を設けているが、今後、ベトナムでの製造、販売事業を拡大するために、必要な事業化調査を実施。住友商事（株）が開発したハノイ市郊外のタンロン工業団地で、本年中の操業を目標に、洗濯機、冷蔵庫など、ホームアプライアンス商品の生産・販売を行う新会社の設立準備を進める。
計画中の新会社の概要
会社名：ベトナム松下ホームアプライアンス株式会社（仮称）
生産開始時期：2003年9月（目標）
資本金：9億円（約7.5百万ドル）
総投資額：20億円程度　将来的にはさらに拡大する予定
生産品目：洗濯機、冷蔵庫、ガステーブルなどのホームアプライアンス商品
販売地域：ベトナム国内及び輸出
責任者：未定
人員：約100名（設立当初）