伊藤忠商事グループ、全農グループ／飼料畜産事業で業務提携、物流も

伊藤忠商事(株)と全国農業協同組合連合会は、グループ会社を含むそれぞれの機能を相互に補完・活用し事業基盤を強化することにより、生産者の経営向上に寄与するために飼料畜産事業における業務提携を進めることで合意した。
伊藤忠商事(株)グループと全農グループは、米国における穀物集荷事業や国内での配合飼料（養魚飼料を含む）の受委託製造等、個別に取組んできたが、今後は飼料畜産事業全般にわたり業務提携を推進する。
両グループは国際競争・環境規制等業界を取り巻く厳しい情勢に対応するため、双方の国際ネットワークと国内において培ってきた事業システムを生かし、消費者が求める、安全で安心な商品を生産し供給する仕組みを構築する。
具体的な項目
飼料製造：牛用飼料製造専用化、鶏・豚用飼料および養魚用飼料の受委託推進
研究開発：研究開発の分担、スピード化
種畜：SPF種豚の能力開発・性能向上、優良種鶏の選定および事業化
環境：家畜排泄物法に対応した環境対策の推進及び共同処理施設の運営
原料：新規開発、物流