コニカ、ミノルタ／経営統合における今後の企業再編方針

コニカ(株)とミノルタ(株)は、株式交換による両社の全面的な経営統合を行うことで合意した平成15年1月7日付の「経営統合に関する基本合意書」に基づき協議を重ねた結果、5月15日に開催した各社の取締役会で、株式交換契約書の締結と共に、今後の事業再編についてその方針を決議した。
両社は、一層の競争力強化と収益力強化によるグループ全体での企業価値の増大を図るため、平成15年8月5日に株式交換による経営統合を行う。その後、平成15年10月1日を目標に新統合持株会社コニカミノルタホールディングス(株)の下で、情報機器事業、オプト事業、カメラ事業、フォトイメージング事業、計測機器事業の各領域と技術センター機能、ビジネスエキスパート機能の領域並びにグループ全体の戦略・管理機能領域における事業再編を同時に行い、新しい企業グループを形成する。
1) 具体的な事業再編方法について
ミノルタの情報機器カンパニーの事業は、ミノルタを分割会社としコニカビジネステクノロジーズ(株)を承継会社とする吸収分割により、コニカビジネステクノロジーズ(株)に承継する。承継会社の商号は、「コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)」に変更。
ミノルタの光学機器カンパニー光システム機器事業部の事業（PLZTシャッター事業に関する部分を除く）は、ミノルタを分割会社としコニカオプト(株)を承継会社とする吸収分割により、コニカオプトに承継する。承継会社の商号は、「コニカミノルタオプト(株)」に変更する。
ミノルタは、予めカメラ事業の準備会社「ミノルタカメラ(株)」を設立。ミノルタの光学機器カンパニーカメラ事業部の事業は、ミノルタを分割会社としミノルタカメラを承継会社とする吸収分割により、また、コニカオプトおよびコニカフォトイメージング(株)のカメラ事業に関する事業は、コニカオプトおよびコニカフォトイメージングを分割会社としミノルタカメラを承継会社とする吸収分割により、それぞれミノルタカメラに承継する。承継会社の商号は、「コニカミノルタカメラ(株)」に変更する。
ミノルタの光学機器カンパニー光システム機器事業部のPLZTシャッター事業は、ミノルタ を分割会社としコニカフォトイメージングを承継会社とする吸収分割により、コニカフォトイメージングに承継いたします。承継会社の商号は、「コニカミノルタフォトイメージング(株)」に変更。
ミノルタは、予め計測機器事業準備会社「ミノルタセンシング(株)」を設立。ミノルタの計測機器カンパニーの事業は、ミノルタを分割会社としミノルタセンシングを承継会社とする吸収分割により、ミノルタセンシングに承継いたします。承継会社の商号は、「コニカミノルタセンシング(株)」に変更。
ミノルタ株式会社の画像情報技術センター、知的財産部、デザイン部の各事業は、ミノルタを分割会社としコニカテクノロジーセンター(株)を承継会社とする吸収分割により、コニカテクノロジーセンターに承継。承継会社の商号は、「コニカミノルタテクノロジーセンター(株)」に変更。
ミノルタのビジネスエキスパート本部に関する事業は、ミノルタを分割会社としコニカビジネスエキスパート(株)を承継会社とする吸収分割により、コニカビジネスエキスパートに承継。承継会社の商号は、「コニカミノルタビジネスエキスパート(株)」に変更。
ミノルタは、～の会社分割を行うことを前提に、「コニカミノルタホールディングス(株)」に簡易吸収合併する。