バーン社／サーベラス・キャピタル・マネジメント社とジェネラル・アトランティック・パートナーズ社からなる投資グループへ売却

インベンシス社の一事業体であるバーン社は、インベンシス社が、世界的私設投資会社であるサーベラス・キャピタル・マネジメント社（Cerberus Capital Management L.P.） とジェネラル・アトランティック・パートナーズ社（General Atlantic Partners LLC） からなる投資グループに対して事業を売却することに同意した。およそ140億ドルの投資資本を背景に、投資グループはバーン社の事業に対して成長志向の長期戦略を採用する予定。
SSAグローバル テクノロジーズ社（SSA Global Technologies）も傘下に置くこの投資グループは、今後数ヶ月間にわたって、バーン社とSSA GTとの統合を進めることになる。
SSA GTは、プロセス型製造業、組立型製造業、消費財、サービス業、および公的企業に対するエンタープライズ・ソリューションのプロバイダー。新会社の売上げは合計およそ6億ドル、両社の製品はライセンス料にして合計およそ1億6千万ドルに相当し、顧客数は16 500社を超えることになり、新会社は製造業におけるインストールベースでは世界最大規模の企業となる。
成長戦略の鍵となるのは、iBaanスィート製品全体および新組織が提供することになる一連の製品群。バーン社は、統合後の企業において、専任の営業、マーケティング、開発、コンサルティング、サポート要員を擁するバーン事業として、グローバルに運営されることになる。
これまでの三年間、バーン社は「Gemini」というコードネームの次世代エンタープライズ・バックボーン製品や、革新的な統合プラットフォームである「OpenWorldX」を含むソリューションの提供に大規模な投資を行ってきた。
「Gemini」は今秋、米国およびヨーロッパで開催されるBaan World User Conferencesにおいて発売される予定で、2004年前半にはアジア・パシフィックにおいても発売されることになっている。さらに、バーン社は前四半期において52社の新規顧客を獲得し、また、リサーチ会社のデータクエストIDCの調査でも発表されている通り、非常に高い顧客満足度を獲得している。