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ビクター、ケンウッド/ホームオーディオ事業を統合

2009年06月11日/SCM・経営

JVC・ケンウッド・ホールディングスは、完全子会社である日本ビクターとケンウッドのホームオーディオ事業について、国内外の販売を除く、企画、技術、マーケティング、品質保証、生産などの機能を7月1日付でビクターに統合する。

今後はビクターのホームオーディオ事業を統括するAVシステム事業部でビクター、ケンウッド両ブランドの事業企画、開発・設計、商品企画、マーケティング、品質保証、生産等を行うが、国内外の販売は、従来通り両社のそれぞれの販売部門・会社を通じて行う。

今回の取り組みにより、それぞれのブランドや商品力・技術力等の両社の持つ強みを最大限に活かしながら、開発・設計・調達・生産・マーケティング面のシナジー効果を早期に最大化し、コスト削減による競争力を強化し、今後の新たな成長と事業の黒字化を目指。

事業統合の具体的内容は、ビクターAVシステム事業部でビクター、ケンウッド両ブランドの事業企画、開発・設計、商品企画、マーケティング、品質保証等を行い、販売は、国内販売のうち、主要取引先との商談機能は、従来通りビクターブランドはビクターAVシステム事業部が担当し、ケンウッドブランドはケンウッド・ホームエレクトロニクスが担当する。

また、店舗営業業務(リテール)も、両社のもつ販売網や組織の活用、効率化を図り、海外販売も、現在両社がオーディオ事業を積極的に展開している欧州では、従来通り両社の海外販売会社が各ブランドの商品の販売を行い、その他の地域に関しては両社の販売ルートの相互活用による今後の売り上げ拡大を目指す。

また、生産は、ビクターのマレーシア工場生産に集約していくとともに、アウトソーシング先の共有化を進める。

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