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大伸社/印刷業界で初めてSAP R/3包括導入

2003年06月05日/未分類

SAPジャパン(株)は、(株)大伸社が「SAP R/3」を包括導入し、本格稼動を開始した、と発表した。
印刷業界の中堅企業で、統合基幹業務システム (ERP: Enterprise Resource Planning)の包括導入は、大伸社が始めて。
今回大伸社でのSAP R/3導入にあたっては、IT業界向けテンプレート(雛型)である「BMI:Business Model for IT Industry」を活用した「案件別収支管理テンプレート」を利用したもので、わずか4ヶ月半という短期間かつ1億弱という低コストでの導入に成功した。
SAPジャパンは2003年2月に中堅市場向けソリューションのひとつである「mySAP All-in-One」ソリューションの発表によって中堅市場への本格参入を表明しており、今回の大伸社の導入事例は中堅企業におけるSAPソリューションの成功例のさきがけとなえう。
大伸社が導入した「SAP R/3」のモジュールは、財務会計や管理会計、販売管理、購買在庫管理、その他経営情報の管理など企業の基幹業務を一つのソフトで統合的に運用できるシステム。
大伸社は、「SAP R/3」を基盤に、受注案件の予算管理を徹底させるとともに各部門の予算・実績差異チェックの迅速化を進め、購買発注情報の透明化やセキュリティ改善などにも注力している。
大伸社は、同社のシステム再構築検討プロジェクト「SAPプロジェクト」を立ち上げ、同社の経営層や全社から選ばれたメンバーが主体となって推進した。
またトップダウンによる導入意思決定を進めるとともに、社内の利用部門と外部のシステムインテグレーターとの連絡調節役として、会計知識と社内業務に精通したメンバーをプロジェクトに参画させたため、「SAP R/3」の特性を最大限に活かしつつ、プロジェクトが円滑に推進した。
システム面では、SAPジャパンの認定パートナー企業であり、大伸社ともつながりが強いM&C社と事前に「SAP R/3」の導入可能調査を入念に行い、仕様面に関して大きなトラブルや混乱もなく、さらに、関西データサイエンスのテンプレート導入ノウハウを活用することにより、わずか4ヶ月半という短期間での導入に成功した。

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