イオン、CFS／業務・資本提携を締結、物流効率化委員会設置

イオンとCFSコーポレーションは5月8日、3月17日付で締結した基本合意書に基づき、業務・資本提携契約を締結した。商品の共同仕入などを実施するほか、物流効率化委員会を設置し、物流業務の最適化に向けた戦略を策定する。
両社は業務提携推進委員会（仮称）を立ち上げ、具体的施策の進捗・目標について定期的に協議していく。具体的には、商品の共同仕入、店舗網の整備、出店・改装、人材の確保、育成、交流、イオングループ活動への参画、販売管理、物流・後方支援業務などの分野で提携業務を展開する。
商品の共同仕入について、CFSはトップバリュやウエルシアなどのイオンPB商品の導入、NB商品の共同調達に取り組む。また、生鮮、惣菜の調達・開発の共同化、仕入れコスト削減の実現を目指すとともに、各種設備、資材などの共同調達によるコストの大幅削減の取り組みを強化する。
販売管理、物流・後方支援業務では、在庫管理システム・販売、販促手法の開発、物流効率化委員会の開催を通じた物流業務の最適化に向けた戦略の策定、後方支援業務等について提携強化を図る。
資本提携、経営体制については、4月4日からイオンがCFS普通株式に関する公開買付けを実施しているが、5月8日付でこの上限を380万株に引き上げ、開買付期間を6月3日までと延長することで合意した。