スターリングコマース／Transoraと提携

スターリングコマース(株)は、Transoraデータ同期ネットワーク(TDSN)への製品情報の更新を行うために、消費者向け製品メーカが企業内において情報を整える手段を提供するため、Transora （消費者向け製品業界の標準ベースのデータ同期およびコラボレーティブコマースサービスのプロバイダ）との拡張契約を締結したことを発表した。
製品情報の同期化によって、製造メーカや流通企業は、不正データによって引き起こされたエラーデータのマッチングにかかる費用を削減できる。
A.T.カーニー社の調査によれば、現在、在庫補充のために流通企業やメーカが使っているカタログ内の製品情報の30%以上がエラーとなり、これらのエラーを判別するために60～80米ドル（約7000～9000円）の費用がかかる。
今回の新契約により、スターリングコマースのSterling Integrator(北米での製品名：Gentran Integration Suite)がTransoraのXMLフォーマットへのデータ変換およびTransoraへのセキュアなデータ転送を実現する数少ない認定ソリューションの１つとなる。
TDSNは、ビジネスインテリジェンスと接続性を提供し、世界全体での情報同期を実現。製造メーカは、流通企業や販売代理店などに対し、価格変更、キャンペーン、新製品などの最新かつ正確な情報を提供できるようになる。
Transoraとスターリングコマースは、UCCnetのアライアンスパートナーであり、また、TDSNはGLOBALregistryでのインスタント登録やSYNCengineでの相互運用性を促進しているUCCnetのサービスと完全に統合された。
世界的大手消費者向け製品メーカであるキンバリー・クラーク社は、Transoraへのデータ送信用に収集した製品情報をXMLに変換するため、Sterling Integratorを導。Transoraは、UCCnet GLOBALregistryにより自動的にキンバリー・クラーク社の情報を登録し、UCCnetの流通企業との相互運用をセキュアな環境で行う。