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英国テスコ/公開買付けにより食品卸のシートゥーネットワークの株式取得

2003年06月11日/未分類

英国食品小売の最大手のテスコ・ピーエルシー(以下:テスコ)は、首都圏を中心に食品スーパー78 店舗および卸売業を展開するシートゥーネットワーク(株)(以下:C2)の発行済み株式の全取得を目指して、公開買付けを実施することを決定した。
これを受け、C2 は取締役会を開催し、テスコによる公開買付けについて賛同の意を表明すると
同時に、株主にも本公開買付けへの応募を勧めることを決議した。
C2の筆頭株主である稲井田安史(持株比率24.95%)、その親族(持株比率1.40%)に加え、本人が主要な社員となっている(有)プロジェドゥー(持株比率9.01%)および主要な経営陣(持株比率5.65%)は、各自保有する株式の全てについて本公開買付けに応じることに合意している。
公開買付けは本年6月11日より7月10日までの30日間にわたり実施され、テスコはその間接
的子会社であるテスコ・ホールディングス・ビーヴィー(BV)を通じてC2の普通株式を1株当り3 400円で買い付ける。
これは、6月9日までの過去3 ヶ月間の最終価格の平均値に対して35%のプレミアムを付した価格。発行済み株式の全てについて応募があった場合の買付けに要する資金は328億円となる。
なお、本公開買付けにおいては、C2 の発行済み株式数の66.7%以上を取得することとなる株式数の応募が条件となっており、その場合はすべての応募株について買付けに応じる。
公開買付けの結果次第では東京証券取引所の上場廃止基準に従い上場廃止となる可能性もある。テスコはC2の発行済み株式の全取得を目指している。
両社の経営アプローチ、企業文化、小売事業に関してのビジョンが似通っていることから、公開買付けが成功裡に完了した後も、C2の現経営陣はその地位にとどまり、テスコ経営陣と共同して経営にあたる。
今後、テスコは日本の顧客や取引先をより良く理解する一方、C2 はテスコ・グループのグローバルなビジョン、経営資源やノウハウを得ることで事業基盤の強化を図り、顧客満足度を一段と高めることを目指す。

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