王子製紙(株)は、中国における事業を本格的に展開するため、中国江蘇省南通市にある南通経済技術開発区管理委員会と用地取得に関する基本合意に達した。
この用地に、2006年末を目処に塗工紙60万t/年の生産設備を建設(投資額は約600億円)し、将来は120万t/年規模の上質紙、塗工紙を生産する紙パルプ一貫工場を建設する計画(総投資額は概算2 000億円)。
同社は、2001年度策定の中長期経営計画において「本籍日本のアジア国籍企業」を目指し、5年後を目処に100万t/年の生産拠点をアジア地域に設置する構想を発表し、検討を行なってきた。
これまで100万t/年規模の生産拠点設置を前提に様々な調査を重ねてきたが、上質紙、塗工紙の印刷用紙事業で本格進出することを決定した。
1.取得予定事業用地の概要
場所:江蘇省南通市にある南通経済技術開発区内
面積:200万㎡(揚子江沿いの用地)
合意相手:中華人民共和国江蘇省南通市南通経済技術開発区管理委員会
合意の性格:基本合意。
(中華人民共和国江蘇省南通市人民政府の立ち会いのもと、本日「備忘録」を締結)
取得実行の条件:今後詳細な取得条件交渉の結果、完全に合意すること。
2.事業の概要
基本構想:年産能力120万t規模の印刷用紙を中心とした紙パルプ一貫工場を建設。総投資額は概算2 000億円
第1期工事:2006年末稼動を目処に、塗工紙60万t/年の生産設備建設計画を立案中。
資本構成は独資で、投資額は約600億円の見込。
許認可:事業計画を取りまとめの上、数ヶ月以内に関係当局へ事業許可を申請予定。
3.事業の推進体制
本社側体制:6月27日付で中国事業推進本部を設置。当本部に事業推進に関する責任と権限を一元化し、機動的に意思決定を行う。
中国側体制:持株会社(投資性公司)「王子制紙(中国)」(仮称)を年内を目処に設立予定。
[持株会社概要]
資本金:3 000万ドル(随時増資可能)
資本構成:独資
設立場所:上海市
当持株会社は、中国へ既に進出している事業も含めて統括する「王子製紙中国本社」との位置付け。
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王子製紙/中国における製紙工場建設
2003年06月12日/未分類
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