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首都圏コープ事業連合/冷蔵用保冷にリサイクル容器導入

2003年06月22日/未分類

生活協同組合連合会 首都圏コープ事業連合は、生協の個人宅配とグループ利用者に向けた無店舗事業「パルシステム」で使用する冷蔵用保冷容器(通称名:シッパー・発泡スチロール容器)に、リサイクルシッパーを導入している。
シッパー(発泡スチロール容器)は、生協の無店舗事業を推進する上で必要不可欠な物流機材で、首都圏コープのパルシステムでは、冷蔵品と冷凍品の届けにシッパーを使用しており、一週間あたり約60万個のシッパーが、組合員宅や配送センター等で使われている。
首都圏コープ事業連合では2月よりリサイクルシッパーの導入を開始し、毎月約5千個ずつ、リサイクルシッパー数を新規に投入し、現在ではおよそ2万個、全体の3%を占めるようになった。
今まで、使用済み発泡スチロールを、新規のシッパーの原料として再利用するには、強度の面から難しかったが、現在導入が始まったリサイクルシッパーは、使用済み原料50%と新しい原料50%で作られており、シッパーとしての重要な機能である保温力も従来のものに劣らない実験結果が出ている。
リサイクルシッパーは、すべてを新しい材料で製造するのにくらべ、製造エネルギーを約4割減らすことができ、環境への負荷を低減できるシッパー。
リサイクルシッパーは、一般にはまだ実験段階だが、より環境負荷の少ないシッパーを広めていけるよう、いち早く取り組み始め、今後も積極的に取り組んでいく。

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