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商船三井/米国大手百貨店から買付け物流を受託

2009年12月18日/3PL・物流企業

商船三井は12月18日、米国の大手百貨店Belk社(ベルク社)から、中国、インド、カンボジア、ベトナムなどの国におけるバイヤーズコンソリデーション業者として選定され、サービスを開始したと発表した。

同地域で、ベルク社の服飾品を主とした自社ブランド商品の調達・輸送手配を行う。

バイヤーズコンソリデーションは、「買い付け物流」と言われ、主としてアジア地域の複数の工場で生産された商品を船積地でコンテナに混載して、目的地へ輸送する物流形態。少量・多品種の小口貨物を目的地別に混載することで、個別に輸送する場合に比べ輸送費を大幅に削減することができ、効率的な輸送を実現する。

Belk社は、米国の南部を中心とした16州で300店舗以上を展開している。アジア地域でのネットワーク、コンソリデーション・サービスの実績、移送在庫管理システム「STARLINK」によるきめ細かな貨物情報サービスが高く評価され、商船三井が業務を受注した。

商船三井のバイヤーズ・コンソリデーションサービス「MCS」は、積み地での送り荷主(シッパー)との発注管理から揚げ地へのデリバリー管理まで、サプライチェーン全体にわたってスケジュールを管理し、緊急輸送を回避し着実で高効率のサービスを提供する。積み地での検品により返品費用を削減し、物流コスト低減を図るのも特徴だ。

「STARLINK」は、商船三井が自社開発した移送在庫管理システム。商品の発注から最終目的地での配送までの物流プロセスにおいて、SKU(ストック・キーピング・ユニット=商品管理時の最小単位)レベルでの貨物検索が可能。顧客ごとにカスタマイズされたきめ細かな貨物情報を、インターネット経由で顧客に対してリアルタイムに提供することができる。

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