(株)パルタックは、大規模ハイテク物流拠点「RDC近畿」(大阪府泉大津市)を増設した。増床した面積は1万6000㎡で、従来の2万4000㎡と合わせ、延床面積は合計4万㎡となった。増設のため土地も1万㎡広げ、合計2万7000㎡に拡大した。
施設は、従来と同じく4層構造(一部中二階)の建物を直角に配し、重なる部分を接合して、新旧両館を一体運用できる。
増設の狙いは、当初から手狭であったこと、RDC以外にも3箇所に分散していた近畿の物流センターをRDC近畿に集約するためで、従来の東大阪・摂津・堺の物流センターは閉鎖した。
RDC近畿の特徴
・在庫商品はメーカー1500社の2万SKU(従来は1万7000SKU)。センター内の社員は15-16名で、パート250-260名で運営。
・荷捌きを二台のサーバで運営し、2万SKUもの商品群の発注処理を早朝の30分間にわずか5人で対応。
・自社開発の需要予測プログラムによって常時10日分(月3回転。紙や洗剤などかさばる商品の在庫は平均4日分)の適正在庫を保つ。
・物流精度はファイブ9(99・999%)を目標とし、現在の納品率も99・8%(廃番商品や非取扱商品などマスタメンテの不整合による誤発注を除く)を達成。
・センター情報だけでなく、全国、全拠点の物流・営業情報は、イントラネットを通じてリアルタイムに共有。
・新館に導入された物流設備等は、ピッキングラインのケース補充が全自動化(従来の補充オートリフターをローラー式自動補充ラインに変更)。
・店舗別にオリコンを自動積み付けするオリコンスタッカーが3基(合計7基)、店舗別のケース仕分けが出来るADELSが4基(合計10基)。
・店舗別・方面別に仕分ける店舗合わせストレージラインが20ライン、台車ピックは80台増設して合計210台に、フォークリフトは合計38台。
・ADELSは1基で11店舗の仕分けが出来るため、新旧両センターでは110店舗分の仕分けが可能。
・破材処理口は2箇所設け、3面の外壁をフルに使ったトラックバースは旧館が28カ所、新館が38カ所の合計66カ所。
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パルタック/RDC近畿、増設
2003年07月24日/未分類
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