郵船航空サービス(株)も平成16年3月期第1四半期業績の概況(連結)は下記の通り。
当第1四半期(平成15年4月~6月)の世界経済は、イラク戦争が短期に終結したことにより先行き不安感は薄れてきたが、欧州での景気停滞やSARS感染国・地域での個人消費や観光業の低迷など総じて景気回復に力強さが欠けた。
航空貨物業界では、SARS渦の拡大が懸念されたが、航空スペース供給については旅客便が減便される一方で貨物便が増便されたため、感染国・地域間などを除けば比較的安定的に推移し、また、アジア各国の生産活動も米国経済の復調傾向による外需に支えられ増勢を維持するなど概ね堅調に推移した。
一方、石油価格の上昇・高止まりに起因して昨年から導入されたフューエルサーチャージは、当期も引き続き適用され、運送コスト押し上げ要因となっている。
こうした環境下、同社の四半期連結業績は営業収益28 969百万円、経常利益1 629百万円、純
利益981百万円となった。
当中間期連結業績予想に対しては、営業収益が50.4%、経常利益が51.7%、純利益が54.5%の到達率となっている。
同社の所在地別セグメントの状況
(日本)
航空輸出実績は、前期に活況を呈した米国向けが伸び悩んだが、底堅い自動車関連出荷とユーロ高の追い風を受けた欧州向けが堅調に物量を伸ばし、また、SARS渦にあっても高い成長率を維持した中国向けを中心にアジア向け物量が増加し、前年同期比103.0%となった。
一方、航空輸入取扱いは、医療機器、自動車関連部品などの受注が増加し、通関件数が前年同期比115.0%と順調に取扱いを伸ばした。その結果、国内連結子会社を加えた営業収益は15 705百万円となった。
(北米)
イラク戦争の影響により航空スペースに逼迫感があったが、自動車部品、DVD、光学機器、事務機器などのアジア発航空・海上輸入取扱いが増加し、北米地域としての営業収益は2 950百万円となった。
(欧州)
国により景況が異なるものの、自動車関連部品、デジタルカメラ、事務機器などの航空輸入取扱いが堅調に増加いたしました。また、アパレル、欧州メーカーの自動車部品など航空輸出取扱いも増加し、営業収益は2 864 百万円となった。
(東アジア)
日本からの輸入に加え、北米向けのDVD、IT関連輸出取扱いなどが増加した。また、今年に入りYusen Air & Sea Service (Korea) Co. Ltd.、上海郵申国際貨運有限公司の2社が営業を開始し、今期より新たに連結の範囲に加わった結果、営業収益は4 665百万円となった。
(南アジア、オセアニア)
自動車関連部品、プリンター、DVD、ビデオカメラ関連出荷が輸出入ともに堅調で、当期より営業を開始したYusen Air & Sea Service (Thailand) Co. Ltd.等を新たに連結の範囲に加えた結果、営業収益は2 998百万円となった。
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郵船航空サービス/平成16年3月期第1四半期業績の概況(連結)
2003年08月21日/未分類
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