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ebXMLアジア/相互運用性認証制度を創設

2003年08月28日/未分類

電子商取引推進協議会(ECOM)は、アジア地区でのe-Businessの国際標準であるebXML普及促進のため、ebXMLアジア会議の創設に参加し、ebXMLアジア会議議長として本会議の活動を積極的に展開している。今回、タイ・バンコクで開催されたebXMLアジア会議総会においてebXML相互運用性認証制度を創設することを決定し、ebXML相互運用性テストに合格したアジア地区7カ国の12法人・組織を発表した。
相互運用性を確保することは,複数のITベンダーの実装された製品を用いて,国際間でインターネットベースB2Bのeビジネス環境を実現するための重要な課題で、認証の対象となったものは、B2B通信と信頼性通信メッセージ搬送機能を実現するebXML メッセージングサービス仕様を実装したソリューション。
信頼性通信メッセージ搬送機能は、会社間のビジネス文書(EDI標準メッセージ)のメッセージ送達(例:メッセージ送達順番の保証、ビジネス文書の重複受信の除去)を保証する機能。
ebXMLアジア会議は,ebXML相互運用性認証制度に沿って,基本機能と信頼性機能に関する相互運用性テストに合格した12の会社・組織のソリューションに対して、初めてebXML相互運用性認証書を発行した。(2003年8月8日)
ebXMLアジア会議の相互運用性認証制度は、ebXMLアジア会議のメンバー企業・組織のソフトウェア製品について相互運用性を認証することを通して、ebXMLソフトウェアを安心して利用できることを目標としている。
認証書はebXMLの対象とする仕様と、テスト仕様書に基づくテスト分類ごとに相互運用性テストの結果を証明し、ebXMLアジア会議相互運用性テストは、ebXMLアジア会議の相互運用性タスクグループで実施され、認証書はebXMLアジア会議から発行されるもので。テスト結果と認証書はebXMLアジア会議のホームページで公開される。(www.ebxmlasia.org)
バンコクで開催された第9回ebXMLアジア会議において、ebXMLアジア会議相互運用性テストの検証を得た、3つの日本企業を含む以下の12の企業・組織のソリューションを認証した。
CECID 香港大学(中国,香港特別行政区)
CrimsonLogic Pte Ltd (シンガポール)
富士通(日本)
GCOM. Co. Ltd (台湾)
日立製作所 (日本)
Institute for Innovative IT Kasetsart University(タイ)
Innodigital Co. Ltd. (韓国)
KTNET (韓国)
日本電気(日本)
POSDATA (韓国)
Samsung SDS (韓国)
SKLSE 武漢大学 (中国)
ebXMLアジア会議の相互運用性タスクグループでは、次のステップとしてebXMLメッセージングサービス仕様のセキュリティ機能のテストをまもなく開始する予定。
ebXML仕様
ebXML(e-business XML)は、XMLベースのeビジネスの国際標準フレームワークであり、主たる仕様は、①ビジネスプロセス、②コアコンポーネント、③レジストリ・リポジトリ、④電子交換協定(CPPA)、及び⑤メッセージ搬送(Message Service)の5仕様から構成され、2001年5月にV1.0が公開された。今回のebXML相互運用性テストはこの内の⑤メッセージ搬送(Message Service)仕様V2.0に関するテストと合格認証。

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