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大日本インキ化学工業/中国におけるコバルト石鹸の生産開始

2003年08月28日/未分類

大日本インキ化学工業(株)は、かねてより中国・広東省の100%子会社、迪愛生合成樹脂(中山)有限公司において、年産1 500トンのタイヤ用コバルト石鹸の新プラント建設を進めてきたが、本格稼動を開始した。これにより当社の生産能力は国内拠点の鹿島工場と合わせて年産3 000トンとなった。
コバルト石鹸は、スチールラジアルタイヤの生産において、タイヤのゴムとその芯となるスチールコードを接着する接着促進剤として用いられるもの。
中国の自動車市場は年々拡大しており、中国国家統計局の見通しでは自動車生産台数が2003年には400万台を越え(対前年比23%増)、世界4位になるものと推定され、2010年には年間1 000万台に到達することが見込まれている (年平均伸長率15%) 。
これに伴いラジアルタイヤも、乗用車用が年率10%、トラック・バス用が年率20-30%で成長しており、特に市場の60%を占めるトラック・バス用途はラジアル化比率が低いことから、今後の大幅な需要増が期待されている。
すでに日系タイヤメーカーは中国においてプラントの新設や増設を積極的に進めており、欧米の大手タイヤメーカーも増設を計画し、これらの中国における自動車およびタイヤの市場の拡大に伴い、コバルト石鹸もその需要の飛躍的な増加が見込まれている。
同社は今後、新拠点の立地優位性を活かして、アジア地域への販売品目を中心に生産を行い、2005年には中国において30%のシェア獲得を目指す一方、鹿島工場での生産は国内ユーザー向けに特化し、あわせてタイヤ用コバルト石鹸における世界2位の座を確固たるものとする。

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