全日本空輸／貨物物流系グループ会社の合併

全日本空輸（株）グループは11月1日、エーエヌエー・ロジスティクサービス（株）（以下：ALS）と関西航空貨物ターミナルサービス（株）（以下：KACTAS）を合併させる。
同グループでは、2001年秋に策定した「貨物郵便部門グループ戦略」に基づき、ALSを同年11月6日に設立し、その後、ALSを存続会社として、2002年7月にエーエヌエーデリバリー（株）（以下：ANAD）とエーエヌエー・キャリングサービス（株）（以下：ANACS）を合併、さらに2003年7月にエアカーゴ・ターミナルサービス（株）(以下：ACTS)を合併し、荷主・貨物フォワーダーの物流に対するニーズの多様化に対応していくため、グループの一体化・効率化を推進し、スピードを持ってマーケットに対応していく体制を整備してきた。
これまでの一連の統合により、成田・関西両拠点空港における貨物ハンドリング業務を中心とした物流機能の効率化に向けての組織体制が整い、今後も大きな成長が予測される航空貨物マーケットにおいて、国際競争力の強化とサービス品質の向上を進める。
ALS（出資ANA60%，NCA40％）＝成田空港を拠点とした輸入貨物上屋ハンドリング業・配送業・通関業・貨物書類ハンドリング業等の国際航空貨物関連事業、ならびに羽田空港・伊丹空港・東京を拠点としたANAグループ内物流を含む一般物流事業
KACTAS（出資ANA60%，NCA40％）＝関西空港を拠点とした、輸入貨物上屋業、配送業、通関業、国際貨物書類ハンドリング業、など。
合併方式は、両社対等合併にて、ALSが存続し、KACTASが解散する。
存続会社の概要（合併後）
商号：エーエヌエー・ロジスティクサービス株式会社（英文名：ANA LOGISTIC SERVICES CO. LTD.）
本店所在地：千葉県成田市
資本金：4億6千万円
代表者：代表取締役社長 橋本 安弘
従業員数：約520名
株式比率：ANA 60％ NCA 40％