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日野自動車/2003年版環境報告書を発行

2003年09月14日/未分類

日野自動車(株)は、2002年度の環境への取り組み実績をまとめた「ENVIRONMENTALREPORT2003―環境報告書―」を発行した。
環境報告書は、同社の環境保全に係わる活動を広く社会に公表すると共に、一層の推進を図るために継続的に発行するもので、昨年10月に発行した「環境報告書2002」に続く年次報告書。
主な記載内容
・2002年度は国内事業部門及び海外事業部門の統括拠点である、田町事務所でISO14001認証を取得。これにより、2002年度までで、ほぼ全ての事業機能についてISO14001の認証を取得完了。
・環境会計において、昨年度からの環境保全コスト、経済効果に加え、物量効果についても記載。2001年度の環境保全コストは207億円、経済効果は41百万円。
・最新の騒音規制に適合した、「大型トラック スーパードルフィン プロフィア」発売。
・生産分野におけるCO2原単位を2000年度に対し11%低減。
・PRTR対象物質の2002年度使用量を、工場毎として公表。
・土壌・地下水への取り組みについて、「近隣自治会との交流会」で、地域の代表の方々に土壌・地下水の状況を説明。
・販売会社における環境に関する取り組みについて記載。
・自動車リサイクルに関する日野自動車の取り組みについて記載。
・企業倫理・安全衛生など社会的側面について記載。
物流分野での取り組みは下記の通り。
CO2低減活動
工場間物流や調達物流を効率化することにより、輸送によるCO2の発生を抑制。ルート統合、ルートごとの荷量の適正把握、荷物の混載化等によって、積載率の向上と効率的な配車を実現するとともに、中継地を活用した多回化納入等も推進している。
完成車物流では、キャリアカー輸送やフルトレーラー方式の完成車輸送を実施。フルトレーラー方式は、一般貨物便のトラックにキャリアーを連結し、完成車を輸送するもので、現在このシステムの運用は、一部の地域のみとなっているが、今後はさらに拡大を図る。
工場間・調達物流や、補給部品物流での生産部品や補給部品の輸送において、輸送用ケース・ボックスのリターナブル化、リユース化の拡大、専用パレット活用、梱包・包装レス輸送の実施等に取り組んだ。
これらの対策により、梱包・包装資材の使用量は2000年度比で25%低減。また、従来は費用を支払い処理していた、事務所からでるシュレッダー屑を緩衝材として再利用し、緩衝材購入量を低減、さらに原料が紙であるため、そのリサイクルが容易になった。

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