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扇国土交通省大臣/高速道路別納制で会見(9月19日)

2003年09月25日/未分類

扇国土交通省大臣は9月19日、高速道路別納制について、下記のような表明を行った。
今日は通常国会でも、あるいは一部のマスコミにも、過去に言われております高速道路の料金の別納割引制度というものを皆さんお書きになったり、国会の質問で新たにこういうことがあったのかと初めて聞いた人もいるし、一般の皆さん方は同じ高速道路の料金を払っているのに、どうしてそんなに差があるんだ。
大口だといっても組合を設立して、そして最高30%の割引受けられるんだったら、みんなでグループ作って、組合作って別納制度利用すればいいじゃないかというそういう考え方を持たし得るような、私は別納制度というものの利用のされ方が、正、不正、私は両方あったと思います。
ただ、その不正な料金別納制度の活用で、その組合が個人的に、道路公団からは30パーセント割引きしてもらって、なおかつ余った組合員には10パーセントぐらいで、20パーセントぐらいを使途不明金と言いますか、どこで使ったか分からないという利用の仕方をしている、悪質な利用の仕方をしている組合があるということで、これを何としてもこれは昭和44年から始まっています。
そして今皆さんももう数字を御存じだろうと思いますけれども、全国で別納しております組合が8,093の加盟件数があります。けれどもその中で割引制度を使用しておりますのに対しましては、2,211億円に及びます。これは1兆8,500億円の高速道路料金の収入の12パーセントの割合を占めるわけです。だったらこれを全部不正とは言えません。
トラック業界とか、バス業界とか本当に割引かなければいけない、別納制度を利用しなければいけないところもありますけれども、このように今まで私も昨日道路公団総裁と道路局長以下に集まってもらいまして、この制度をどういうふうに改革できるのか、しかも一旦割引制度を申告しますと3年間有効です。ですから私は原則的にこの割引制度を活用するということに関しては、現行の別納割引制度に関しては廃止する。
ただ、現在もう既に使用途中の、3年間ですから、まだ1年の人もいるし、2年の人もいるでしょう。そういう方については、再度割引制度の申請は受付ない。ただ、本当に先ほど申しましたようにトラック業界、バス業界、大型使用、あるいは多用使用で割引がほしいという、本来の割引制度導入の主旨に照らして、今後はその皆さん方に関しては、大口の多額利用者の利便を図るサービスとしては、少なくとも新たな更新のときにはETC等々を利用した新たな制度に移行する、そういうことで本来の別納制度は原則廃止ということをさせていただきます。
ですから今持ってらっしゃるものが期限が来れば更新できないということでございます。そのことでなければ、一般の皆さん方は少なくとも今のこの金額を一般の皆さんのユーザーに高速料金値下げできるわけですから、それが値下げできないでいて、正直者が馬鹿を見るというようなことにならないように、またこれを悪用するためにだけに会員を募集するということは、私は我々の見えないところで、一般のユーザーの皆さん方には余りにも不公平ではないかという、この件が明らかになったことだけでも私は良かったと思ってますので、この際多分今日私は最後だろうと思ってますので、きちんとそのことを実行するということを昨日総裁と道路局に申し上げました。
また高速道路、これ被害者ですから、高速道路がどうして何にもしないのということで、道路公団があなたたちは被害者でしょと。たっだら今まで不正で割り引いていたところには損害賠償で要求しなさいよということを昨日総裁にも申し上げました。
それで不正の利用に関しては、後2年間有効期間のカードを持っているかもしれませんけれども、今回は一斉に審査をしていただいて契約の取り消しと、不正な場合はですよ、損害賠償の請求を行ってくださいということを昨日申し上げました。
たまたま昨日私がそのことを申し上げましたら、昨日道路公団で通行料金の委員会というのを開いていたようでございます。15時30分から開いているとかという話しでございまして、私はそのことをちょうどそれならいいからそのことを委員会に御報告してくださいということで、私が申し渡した後、お帰りになってその委員会にお諮りになったようでございまして、概ねその委員会からもその通りに実行しましょうというようなことが昨日申し合わされたようでございますので、今日総理にそのことを申し上げまして、まず設立時にいろんな人が関わっている、しかも歴史が長いということで、少なくともこの組合の数が多ございますので、加入件数の人たちにどう徹底できるかというのは、これから公団の姿勢にかかってまいりますけれども、そういうことを決定しましたので、道路局、そして道路公団、両方で今加入者の中の不正を徹底審査するという仕事に入ってもらいたいと思って申し上げます。

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