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カネボウ/グループ「事業構造改革」の方向性並びに業績の修正

2003年10月25日/未分類

カネボウ(株)は、グループ事業構造改革の方向性を発表した。
同社は、1998年度からの「中期3ヶ年計画」において、連結債務超過を解消し、連結有利子負債を98年3月末残高から約1000億円圧縮するとともに、2001年度からスタートした「現中期3ヶ年計画」において、総合生活消費財企業への構造転換を推進し、収益と財務体質の改善に向けて努力してきた。
しかしながら、懸案である「有利子負債の圧縮」並びに「収益力強化」を実現するためには、抜本的な構造改革と、一段の合理化による体質改善の実行が不可欠であると判断し、次の3つの方向性にて、「事業構造改革」を実行していく。
高収益型ポートフォリオへの事業転換を図るため、各部門のビジネスモデルの見直しと抜本対策を実施し、事業強化及び安定収益化を実現、総合生活消費財企業として、中長期的な企業価値向上を目指す。
化粧品事業強化の為、この度、花王株式会社と化粧品事業の統合に向けた基本合意に達した。両社が統合することで、それぞれの強みを生かし、国内におけるリーディングカンパニーとしての事業基盤を確立する。また、アジア・欧州・アメリカ等での海外展開を加速し、グローバルな化粧品会社として、世界トップクラスの高価値化粧品企業を目指す。
事業別の構造改革と戦略方向として、消費財事業であるホームプロダクツ、薬品、食品事業は、事業強化部門として、強化施策を行う。併せて、組織の見直し、スリム化、再編等を行うことにより、人的効率を向上させ、収益増強を図る。
合繊、天然繊維、ファッション、新素材事業は、安定収益化実現の為、抜本的な構造改革による体質改善のスピードを加速し、短期間の内に効果を発現させる。
グループ組織構造の再編等、グループ組織の効率化・スリム化の実施し、グループ人員の削減(05年度末までに2,800名削減、12 000名体制へ)を行う。

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