マニュジスティックス／RFID対応ソリューション発表

米国マニュジスティックス社は、RFID 技術を活用し、デマンド/サプライチェーン全体にわたる可視性、管理能力、セキュリティの向上を推進するRFID対応ソリューションを発表した。
デマンド/サプライチェーンの最適化には信頼できるタイムリーな情報が必要。このRFIDタグのデータを活用して、サプライチェーンと市況に関するリアルタイムのデータを反映した高度な意思決定支援が実現できるようになる。
こうした新たなレベルの可視性を得ることで、より優れた、リアルタイムの、適応性に富んだデマンド/サプライチェーン・マネジメントが可能になり、企業が協働し、変化する市場の状況を監視、対処するための枠組みが提供される。
こうしてサプライチェーン全体にわたり在庫、オーダ、出荷、その他資産の状況を容易に掴むことができます。また、不測の事態をより迅速に検知し、先手を打って緊急の課題や懸案事項の解決に当たることが可能になる。
RFID対応ソリューションの特徴
コラボレート&モニター・フレームワーク (Collaborate Monitor and Respond Framework)：
RFIDインフラ（RFIDリーダーおよびミドルウェアなど）やその他のエンタープライズ・アプリケーションを順次呼び出し、サプライチェーン全体にわたる在庫、オーダ、出荷に関するリアルタイムの可視性を提供します。また、このフレームワークには、予想外の活動を検知するイベント検知機能がある。これにより解決フローが作動し、発生した問題を自動処理するか、ユーザを解決プロセスへと導く。
オーダ&デリバリー・マネジメント (Order and Delivery Management)：
RFIDインフラおよびその他のエンタープライズ・アプリケーションからオーダ情報や配送情報を呼び出し、オーダやオーダラインの状況を常時更新する。コラボレート&モニター・フレームワークと連携してオーダや配送の誤りを特定し、顧客サービスや予算外の経費を管理するため適切な処置を講じるよう指定ユーザに警告する。
アダプティブ（適応型）プランニング・ソリューション (Adaptive Planning Solutions)：
このRFID対応ソリューションは不測の事態に遭遇したときに次のような解決手段を提供するエンジン。
需要充足最適化
配送ミスや在庫の過不足が生じた時、必要に応じて在庫割当てを調整する。
輸送最適化
港湾の一時閉鎖などの例外的な事態が起きたときに、オーダ、出荷、生産などの計画を修正する。
プライシングおよびプロモーション最適化
販売時点や棚在庫、入荷の情報を追跡し、リアルタイムの店舗レベルの価格設定・プロモーション最適化を支援し、店舗においてVMIプログラムを実施しているベンダーに対して、在庫状況やセルスルーに応じて商品の価格設定やプロモーションを最適化する。