日本郵船は2月12日、グループ会社の日本海洋科学がYan Jin米南カリフォルニア大学教授の協力で、業務改善シミュレーションシステム「プロセス・マネジメント・ツール(Process Management Tool)」を開発したと発表した。
このシステムは昨年12月にプロセスマネジメント支援システムとシミュレーション方法として特許第4439580号を取得している。
新開発のプロセス・マネジメント・ツールは、シミュレーションでどのような人員配置や組織体制に変えれば望む結果が出るかを事前にシミュレートするもの。導入で業務改善のスピードが早まり、コスト削減も可能になる。
コンサルタントによる顧客へのヒアリングの過程で、様々な人員配置や組織体制のパターンをシミュレートできる点が特長で、ある船舶管理会社で行ったケーススタディーでシミュレーションを実施したところ、船舶管理業務を担当する職員1名当たりの船舶管理隻数を50%増やせるとの結果を導き出した。