マルハ／純粋持株会社設立

マルハ（株）は、平成16年４月1日を期日として、株式移転により純粋持株会社「（株）マルハグループ本社」を設立する。
（株）マルハグループ本社は、持株会社としてマルハグループ全体の経営戦略の立案等グループ経営に特化することにより、グループ内における事業および経営資源の選択と集中を図り、グループ各社の事業を有機的に結合させ、グループの全体最適化を実現することにより、国内外における生産性の向上ならびに競争力の強化を図っていく。
なお、事業面では、マルハ（株）の各事業およびグループ会社を事業分野ごとに10 の事業ユニットに分類し、各事業ユニット内での有機的連携を強化し、迅速かつ柔軟な経営を行い、その事業分野で更なる成長と発展を目指す。
マルハを含むグループ企業（平成15年９月末現在191 社）を、グループ経営の強化という観点から有機的な10の事業ユニットに再編成し、ユニットをひとつの事業体として捉えて、『事業環境への迅速な対応』『ユニットを構成するグループ企業間のシナジーの最大化』を図るための諸施策を実施する。
①『生産から販売までを行う一貫事業体』として７つの垂直事業ユニット〔水産商事、漁業・養殖、北米、業務食品、市販食品、砂糖、化成品〕を編成。
②『垂直事業ユニットと協働する事業体』として、３つの横断事業ユニット〔荷受、戦略販売、保管物流〕を編成。
10の事業ユニットを３つの戦略セグメント〔水産、食品、保管物流〕にくくり、グループ総合力の源泉である事業ユニット間のシナジーを最大化するための諸施策を実施していく。
そのなかで保管物流セグメントについて
⑩保管物流ユニット 現有事業基盤である「保管型冷蔵倉庫会社」から多種多様な顧客ニーズに対応できる「総合物流サービス企業」への転換を目指す複数ユニットをまたぐ横断事業ユニット。