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アサガミ/平成16年3月期中間決算短信(連結)

2003年11月23日/未分類

アサガミ(株)の平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
中間期の概況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、米国経済での設備投資の持ち直しや個人消費などが堅調に推移したこともあり、輸出関連では立ち直り感が顕著になってきたものの、国内景気は、依然厳しい雇用環境や個人消費の伸び悩み等により景気は緩やかな回復にとどまった。
同社グループはこのような経済環境のなか、積極的な営業活動を展開するとともに新規に印刷工場を稼動させるなど経営資源の最適化を追求し、収益基盤を安定させることで厳しい経営環境に対処した。
その結果、当中間連結会計期間の業績は、物流事業部門及び賃貸事業部門の一部で値下げによる影響や海上輸送及び陸上運送における貨物取扱量の減少により減収となったが、印刷工場の期初からの稼動や輸出鋼材及び鉄鋼原料、クレーン作業等の荷役部門の受注増、またマンション向け建材販売なども好調に推移したため、営業収益は16 797百万円(前年比3.7%増)となった。
利益面は、原価コストの見直しにより営業利益は1 223百万円(前年比19.4%増)となり、経常利益も703百万円(前年比47.3%増)となった。
また、中間純利益は、役員退職慰労金及び債権の一部に発生した貸し倒れなどを特別損失へ計上したことにより195百万円(前年比12.7%減)となった。
事業別の状況
物流事業
横浜地区の中国向け輸出貨物(CKD)の取扱や仙台地区の鋼材等の輸送貨物の減、また、お台場地区で料金の値下げなどにより減収となったものの、船橋地区の輸出鋼材の取扱増や千葉地区での鉄鋼メーカーの荷役作業及び岡山地区での場内でのクレーン作業の増などにより営業収益は10 179百万円(前年同期比2.7%増)となった。
営業利益も原価コストの見直しや顧客への物流コスト削減の提案等、継続して収益体質への転換に取り組んだことにより962百万円(前年同期比13.6%増)となった。
賃貸事業
主に船橋地区での料金の値下げなどにより減収となったが、深川地区での印刷工場が期初から稼動したことにより営業収益は2 312百万円(前年同期比7.5%増)となり、営業利益は1 011百万円(前年同期比16.1%増)となった。
印刷事業
5月に大手新聞印刷の増刷要請を受け、新たに印刷工場が稼動したことにより、営業収益は3 820百万円(前年同期比5.8%増)となったが、営業費用が若干増加したため営業利益は、ほぼ前期並みの205百万円となった。
その他事業
主に自動倉庫及び立体駐車場建設工事等における受注は減少したものの、マンション向けフローリング床材の販売が好調で販売収入が伸びたことにより、営業収益は1 044百万円(前年同期比17.8%増)となったが、営業利益は建材販売等の価額競争により利益率が下がり若干減益の36百万円に止まった。
通期の見通し
国内経済は、米国景気の個人消費等が今後も堅調に推移するものと思われるなど、緩やかな景気回復へ向かうものと予想されるが、デフレ経済の長期化や円高による輸出産業への影響も懸念されるなど、景気はなお予断を許さない状況にある。
このような状況の中で同社グループは、賃貸事業で料金の値下げや物流事業における保管、輸送部門で減収を予想されるものの、千葉、船橋及び岡山地区では荷役収入の増収並びに深川地区での印刷工場が年間を通して稼動するなど、期初から中間期末までの増収額にはとどかないものの、営業収益は33 370百万円(前年比1.0%増)を予想している。
利益面は、主に減価償却費などの経費の減少や全般的な経費見直しにより、経常利益は、1 310百万円(前年比37.8%増)、当期純利益は、470百万円(前年比4.6%増)を予想している。

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