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あらた/平成16年3月期中間決算短信(連結)

2003年11月30日/未分類

(株)あらたの平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
当中間連結会計期間の概況
当期におけるわが国経済は懸念されたイラク戦争やSARSの影響が軽微に留まる中、製造業、大手企業を中心に設備投資に回復の動きが見え、次第に回復の傾向を示した。
個人消費は依然として横ばいを推移している状況ですが、株価回復や雇用環境の底打ちで消費者マインドは改善しつつあり、アジア・米国を中心に外需の復調期待も高まる中、景気は底離れを探る状況となってきた。
同社グループが属する化粧品・日用品雑貨業界も例外ではなく、消費者の購買行動に若干上向きの傾向が見られたものの、引き続き低価格志向は根強く、戦後初めてのデフレ環境の中、価格競争はますます厳しさを増した。
この間、大手外資流通業の日本進出が本格化すると同時に、大手有力小売業のチェーン化・広域化の動きは更に拡大しつつあり、流通業界もグローバル化の波を大きく受けるようになってきている。
これに伴い、私共中間流通業に必要となる機能も大きく変化してきており、より広域にローコストでサービスを提供することが求められてきている。
このような流通環境の変化に対応するため、同社グループは前期に引き続き広域化による売上拡大と物流効率化を中心とした間接部門のコスト削減を行い、安定的な利益獲得を進めた。
また平成16年4月に予定しております事業再統合に向けて、「卸機能の強化」、「間接費削減による利益率向上」、「適材適所による人材の活用」を達成できる経営体制構築のために、グループの営業・マーケティング・財務・総務・情報システム・物流関連の各統合プロジェクトを発足させ、より効率・効果の高いグループ経営を検討した。
このような状況のもとで当中間連結会計期間の売上高は2 165億円、経常利益46億8千4百万円、中間純利益33億9千7百万円と増収増益となった。
なお、当中間連結会計期間は株式移転、株式交換により前期に発生した連結調整勘定の償却を行っており、連結調整勘定は前期より2年間にて償却している。
連結調整勘定償却額は、販売費と一般管理費で1億1千8百万円、営業外収益で18億4千7百万円を計上している。
通期の見通し
平成15年度下期の経済見通しは、政府の経済政策や民間企業の抜本的な経営建て直し策などの推進により、若干の改善はみられるものの、市場を大きく好転させる目新しい材料は少なく、また雇用情勢は引き続き厳しく、個人消費は底離れをしたものの、依然低迷が続くものと予想される。
同社グループが属する化粧品・日用品雑貨業界は、構造的なデフレ経済が継続する中で出荷数量、金額の増加を期待することは困難な状況と予想している。
このような経済環境のもと、グループは広域にわたり急速な出店を進めるチェーンストアの要望に対応するため、国内最大の市場である関東地区と関西地区を中心に経営資源の投資を行い、質の高い均一な卸売機能を安定的に提供し売上拡大に努めていく。
また、平成16年4月に予定しております事業統合に向けて、間接機能の集約化を進め、安定的に利益を確保できるローコストな経営体制の構築を目指す。
以上により、平成16年3月期の連結業績につきましては、売上高4 200億円、経常利益87億円、当期純利益63億円を予想している。
営業活動によって得られるキャッシュ・フローのうち税金等調整前中間純利益は、事業環境は厳しいものの広域化による売上拡大に伴い前連結会計年度より若干増加することを見込んでいる。
投資活動に使用されるキャッシュ・フローのうち設備投資については、情報システムと物流センターへの投資を予定しており、前連結会計年度より若干増加する見込んでいる。
財務活動により使用されるキャッシュ・フローでは、上記投資活動における情報システム、物流センターの構築のため、長期借入金が前期連結会計年度より若干増加する見込んでいる。

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