ブリヂストン／物流・販売データのＤＷＨシステム、ＮＥＣを採用

NECは、ブリヂストンソフトウェア（株）と共同で、（株）ブリヂストンの物流・販売データを管理するデータウェアハウス(DWH)システムを構築した。
同システムは、「SAP R/3」を活用したブリヂストンの国内市販用タイヤの販売物流システム「DOT」に集約された顧客情報データや販売情報データを分析し、製品計画やマーケティングに活用するために構築されたものであり、データベースソフトに「Redbrick WareHouse」、サーバには従来システム比で約3倍の性能を有するNECの「NX7000」を採用している。
ブリヂストンでは同システムにおいて、「DOT」で管理している販売物流データ((1)月間400万件/年間9ギガバイトを超える新規販売データ、(2)約35万件の商品マスターデータ、(3)約36万件の取引先マスターデータ)と、小売店情報システム「SAPCO」により収集された販売実績データ(月間200万件/年間5ギガバイト)を詳細に分析し、その統計データに基いたマーケティング活動を実施している。
「Redbrick WareHouse」は、データウェアハウス専用に設計された高速リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)であり、大量に蓄積されたデータに対して高速なローディングが可能であることから、NECとしてはSAPにより構築された基幹システムにおいての利用に最適なものと考えている。