明電舎／半導体製造装置のリマニュファクチャリングビジネスで中国進出

（株）明電舎は、米国の大手半導体製造装置メーカアプライド・マテリアルズ社と連携し、中国における半導体製造装置のメンテナンスや中古機再生などのリマニュファクチャリングビジネスに本格的に進出する。
拠点として、上海に「上海明電舎半導体設備有限公司」（明電舎１００％出資、以下「上海明電舎」）を設立、１２月から本格的に稼働を開始する。
上海明電舎の事業目標として売上高２００５年度約１５億円、２００７年度約２５億円をめざして積極的に事業を展開する。
中国における半導体産業の伸長は著しく、中国の半導体行業協会によれば２００１年から２００５年までの同国における半導体設備市場の規模は９５０億元（約１兆３千億円）に達する見通しであり、将来的にも大きな成長が見込まれる。
「上海明電舎」では、既に中国に進出しているアプライド社製の半導体製造装置のメンテナンスや中古機再生、部品リペアなどを行う。
中古機再生事業では、アプライド社の純正部品による最新デザインへのアップグレードを行い、アプライド社を通じて中国をはじめ国内外の半導体メーカに供給する。
拠点として、中国の半導体メーカが集中する上海市の浦東新区外高橋保税区内に、クリーンルーム施設を持つ約３２００ｍ２の社屋を建設し、１２月から本格的に稼働を開始する。
上海明電舎半導体設備有限公司（上海明電舎）の概要
会社名：上海明電舎半導体設備有限公司
所在地：中国上海市浦東新区外高橋保税区内
資本金：２億８千万円（明電舎１００％出資）
代表者：董事長　吉田　進
（明電舎執行役員エンジニアリング事業本部電子装置事業部長）
従業員数：現在１５名、２００５年度末　約６０名（予定）