（株）マンダムは、SCMの強化に向け、日本通運（株）に3PL業務を2004年10月より委託する。
マンダムでは、原材料調達・製品保管・国内配送などの物流業務を兵庫県福崎工業団地内に所有する自社物流センターで行っているが、それらの業務を陸海空全ての物流事業において実績のある日通をパートナーとして3PL化する。
これは、原材料の調達、工場から製品の国内外への配送（販売物流、海外物流）、そして返品商品のリサイクル物流までの一貫した物流システムを、日通の新物流拠点「福崎流通センター(仮称)」において一元管理運営する。
マンダムでは「これだけの総合物流を3PL化することは化粧品業界および日通としても初めてのビジネスモデル」と説明している。
また、マンダムの現物流センターは高効率化に向けた生産ラインの整備拡充化に活用する。
この結果マンダムグループは、在庫回転率の最大化を目指すことによりキャッシュフローの改善と、生産ラインの再整備による製造コストの削減を実現し、市場での競争力・対応力を強化を図る。
また、日通においても、総合物流機能を駆使して様々な3PL業務を行っているが、今回のような物流業務全般に関する3PLの完全な受託は、企業における物流改革の代表的な事例になるものと考えている。
名称：日通福崎流通センター(仮称)
所在地：兵庫県神崎郡福崎町西冶4
敷地面積：約40 466㎡
延床面積：約26 033㎡
構造：鉄骨造地上2階建
着工時期：2003年12月
竣工時期：2004年9月末予定
