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凸版印刷/指紋認証機能搭載ICカード開発

2004年01月28日/未分類

凸版印刷(株)は、(株)ビヨンド・エルエスアイと指紋認証機能搭載のICカードの開発に関して包括的な提携を行い、その第一弾として既存接触式ICカードに機能の実装を行った。

ビヨンド・エルエスアイは、東京工業大学でVLSI研究を専門とする國枝研究室から技術移転し設立されたベンチャー企業で、独自指紋認証アルゴリズムを商品化している。

凸版印刷は、この独自アルゴリズムをICカードに搭載することにより、個人の指紋登録データをカード外部に出すことなく、カード内で認証を行う高セキュリティな本人確認(認証)機能を実現する。

金融機関を中心に高まる個人認証レベルの向上ニーズに対して、凸版印刷のICカード技術とビヨンド・エルエスアイの認証技術で高セキュリティな指紋認証機能搭載ICカードを提供していく。

指紋認証ICカード
特徴及び他社製品との差別化
・ 今回開発した指紋認証ICカードは、指紋照合アルゴリズム、判定機能、指紋登録データをすべてICカード内に実装する。これはビヨンド・エルエスアイの開発による独自アルゴリズムが非常にコンパクトであるために実現。
プログラムサイズ:15Kバイト、指紋データ:64バイト(1指分)
(従来のICカードによる指紋認証はICカード内に指紋情報のみを搭載し、本人認証の際には端末側で読み込んだ本人の指紋データとICカード内の指紋認証を行っていた。)

・ カード内での指紋照合が可能になったことにより、
(1)ICカードの持つ高い耐タンパ性により、登録指紋データの流出のない高度なセキュリティシステムを構築することが出来る。
(2)サービス提供端末(例.ATM、CD)に指紋認証機能を搭載する際に、専用照合ユニットを組み込むのみで、ハードウエアのソフトに指紋認証アルゴリズムや判定機能を搭載する必要がなく、容易に組み込みが可能。

・ Javaカードに搭載なほか、ネイティブ型カードにも実装可能です。(今回開発のカードはネイティブ型カードに実装)

参考価格
(1) カード
・通常カードにライセンス費用を加算(ライセンス費用検討中、低コストを予定)
(2) 専用読み取りユニット
・サンプル品 @10万円 、量産時価格未定

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