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凸版印刷/紙製飲料缶の生産管理システムにICタグ導入

2006年04月17日/IT・機器

凸版印刷(株)と(株)トッパンパッケージングサービス(以下:TPS)は、カートカン充填工場であるTPS袖ヶ浦ビバレッジ工場の生産管理システムにICタグを本格導入した。

食品・飲料メーカーの工場では、調合する原材料(果汁、糖類、甘味料、酸味料、香料など)や資材・包材について厳正な管理が求められており、現在、主にバーコードやコンピュータ端末を用いた生産管理が行われている。

袖ヶ浦ビバレッジ工場では、生産管理システムによってカートカンの製造工程を一元管理しており、今回、原材料管理と資材管理にICタグを導入した。

原材料管理ではラベル状とカード状の2種類のタグを使用し、計量時に使用するはかりやタッチパネルディスプレイなどを生産管理システムと連動させ、リーダ/ライターとなるハンディーターミナルなどの周辺器材を導入した。

資材管理ではパレット底面にICタグを貼り付けて運用し、システムとICタグの情報を照合することで、アラームやエラー表示などにより調合準備作業の正確性が向上しただけでなく、ICタグ導入によって原材料の残量管理と資材の在庫管理が自動化され、作業負荷が軽減した。

凸版印刷は今後、これまでに培ったノウハウを活かし、自社工場へのICタグ導入や、他社の食品・飲料工場へのICタグを活用した生産管理システムの販売も予定している。

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