三菱ウェルファーマ(株)は、トータルコストダウン・プロジェクトの一環として、製剤分社と物流分社を推進する。
2005年4月に予定される改正薬事法の施行にあわせ、製剤機能の分社化を足利工場(栃木県足利市)と吉富工場(福岡県築上郡吉富町)を対象とし、転籍の方向で取り進める。
鹿島工場(茨城県鹿島郡波崎町)は、主として生産技術確立機能(海外対応を含め)に特化することとし、現有の生産品目は、極力分社化の対象となる足利並びに吉富工場に移管する。
製剤分社の設立にあわせて、物流機能の分社化を検討する。分社化に際しては、包装作業も含めた生産物流業務も検討の対象とし、三菱化学(株)の物流関係会社との提携を模索している。
2004年度におけるトータルコストダウンの成果は、対2003年度予算比100億円の見込みで、100億円のうち、40億円は2003年度に前倒しで達成する見通し。