フェデラルエクスプレスは2月2日、日本市場での取組み強化策の一環として神奈川県横浜市都筑区、緑区および同県川崎市宮前区におけるサービスを向上し、横浜市・川崎市全区で集荷した全ての貨物を同日便に搭載し、北米・アジアの主要都市へ翌営業日中、欧州の主要都市へ翌々営業日中に配送するサービスを開始する。
フェデックスは、政令指定都市である横浜市および川崎市の全域において自社集配サービスを提供しているが、現在は横浜市都筑区、緑区、および川崎市宮前区の3区においては、午後3時までに集荷依頼を受けた貨物のうち、書類のみを新東京国際空港(成田空港)の同日夜発の自社便に搭載し、書類以外貨物は翌日のフライトに搭載していた。
2月2日からは同3区においても、午後3時までに集荷依頼を受けた貨物は書類以外貨物も同日便に搭載、自社機運航による米アンカレッジ便および同社のアジア太平洋地域のハブである比スービックベイ便に同日搭載し、北米、アジアの主要都市へ翌営業日中、欧州の主要都市へ翌々営業日中に配送する。
今回のサービス向上により同3区における書類以外の輸出貨物の配送日数は各仕向地とも1営業日短縮、顧客の利便性を向上する。
同社は、2003年10月から東京全23区に同日配送サービスを開始、11月には静岡県静岡市に国内19カ所目の営業所を新設するなど、日本市場における取組みを強化している。同社は今後、自社集配エリアの拡大や集荷締切時間の延長に加え、通関や配送にかかるトランジットタイムの短縮などのサービス向上を積極的に図り、日本市場における取組みをさらに強化していく。
