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出版共同流通/「所沢文庫センター」文庫の無伝票返品システム稼働

2004年02月15日/未分類

出版共同流通(株)は、埼玉県所沢市に「所沢文庫センター」(日販所沢流通センター敷地面積:約5 700坪/建築床面積 約3 100坪を再開発して使用)を開設、文庫の無伝票返品システムを稼働させた。

出版共同流通(株)は、出版取次の日販、大阪屋、栗田出版販売、日教販、太洋社の5社と、講談社、小学館の出版社2社の共同出資により2002年4月に設立。埼玉県蓮田市の「蓮田センター」において2003年4月より雑誌無伝票返品システムを全面稼働させている。

また11月にはコミックジャンルについても稼働を開始し、当初の協業計画に則って順調に推移している。

今回、「蓮田センター」の雑誌・コミックジャンルに続き、「所沢文庫センター」において、書籍カテゴリーの第一弾として、文庫の無伝票返品システムを業界に先駆けて導入。高度なFA設備による高品質な作業により、出版社別、定価別の仕分がスタートした。

また出版社への返品については、折り畳み式コンテナを活用した新しい返品方式を採用しており、新刊と売れ行き良好書に関しても、早期に出版社返品できるような体制となっている。

無伝票返品の処理対象が文庫ジャンルに拡大されることにより、書店店頭での返品作業の軽減に貢献するとともに、返品処理スピードが短縮され、返品物流の一層の効率化が実現する。

また雑誌・コミック同様、文庫についても単店・単品別での返品データの収集が可能となり、送品・売上・返品データの一元管理体制による業界SCM体制の基盤が整備される。

出版共同流通(株)では今後、文庫以外の書籍ジャンルに関しても無伝票返品システムを拡大していく計画で、業界全体の業務効率化、業界スタンダードの構築を進める。

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