（株）椿本チエインは4月、中国上海市嘉定工業団地内に、自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステム（以下タイミングドライブシステム）の製造販売会社「椿本汽車発動機部品有限公司」を設立する。
タイミングドライブシステムは、エンジン内のクランクシャフトの回転をカムシャフトに伝えるためのシステムで、エンジン性能を左右する重要機能を担っている。
今回の子会社設立は、急激に発展する中国自動車市場に対応するため、中国上海市に製造販売拠点を設立し、中国市場でのシェア確保・拡大を図るもの。
同時に、日本、北米、欧州、タイに次いで中国に生産拠点を確保することにより、タイミングドライブシステムの世界5極生産体制を確立し、ワールドエンジンへの対応を一層強化する。
子会社の概要
商号：椿本汽車発動機部品有限公司
（TSUBAKIMOTOAUTOMOTIVE(SHANGHAI)CO. LTD.）
代表者：董事長加藤康彦
（同社自動車部品事業部中国プロジェクト担当参与）
所在地：中国上海市嘉定工業団地内
設立年月日：平成16年4月1日
主な事業内容：自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステム部品の製造、販売
主な顧客：トヨタ自動車株式会社殿中国エンジン工場
決算期：12月
従業員数：当初約20名
資本の額：約2.5億円
出資比率：同社の100％子会社
