日本製紙グループの（株）南光物流サポートは、環境認証制度の一つである「グリーン経営認証」を取得した。この認証の取得は宮城県で初めてで、東北地区でも二番目の取得。
国土交通省では昨年5月に「グリーン経営推進要綱」を定め、運輸事業者の環境に配慮した経営を推進しています。このような中、昨年10月から交通エコロジー・モビリティ財団（エコモ財団）がトラック運送事業を対象とした「グリーン経営認証制度」を開始した。
この「グリーン経営認証制度」はエコモ財団が認定機関となり、グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定レベル以上の環境保全活動の取り組みを行っている事業所を認証・登録する制度。
中小規模の事業者が大部分を占める運輸業界においては、ISO14001シリーズの認証取得は経済的、人的負担が大きく容易ではないため、その代替としてグリーン経営の推進を図るために制度化された。
南光物流サポートは南光運輸（株）の100%子会社としてトラック運送などを担う物流会社。昨年8月の同制度制定を受けて、独自に「エコドライブ推進12項目」を制定するなど意欲的に環境保全に取り組み、低公害車の導入計画や車両の整備点検強化、廃車および廃棄物の排出抑制などの厳正な審査をクリアした。
