（株）日本製紙グループ本社は10月24日、基幹工場の設備強化、特殊紙事業の工場集約、競争優位工場への生産集約などを柱とした再編計画を発表した。
国内事業の安定的な高収益確保と海外への本格的事業展開を2006年からの10年間に実現するグループ基本指針の達成に向け、第一ステップとして、2008年までに国内コア事業を強化するために国内基幹工場へ集中的に投資。「アジア市場で競争に勝ち抜く最強の生産設備と生産体制」の基盤整備を進める。
洋紙事業分野の国内事業所の抜本的な集約化、強化では、日本製紙（株）石巻工場にN6マシン設置、11月から営業運転を開始するほか小ロット対応、特殊抄物の工場集約を進め、競争優位工場への生産集約と事業所閉鎖も実施する。
また、グループコア事業の明確化では洋紙、板紙・段ボール、家庭紙、特殊紙のコア事業4社を直接子会社化する。
