LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

富士通/富士通ロジスティクスを英国EXELに譲渡

2004年02月18日/未分類

英国EXELplc(以下:エクセル)と富士通(株)は、こ富士通の物流子会社である(株)富士通ロジスティクス(以下:FJL)の全株式をエクセルの全額出資子会社であるエクセル・ジャパン(株)に譲渡する。

富士通は、物流面の競争力を維持・向上させるために、3PL分野におけるグローバル規模での戦略的パートナーとの提携を検討してきた。

今回の提携により、富士通は、エクセルグループの一員となるFJLに引き続き日本国内の物流業務を委託し、より高度なSCMを実現し、世界中の顧客にスピーディーかつ確実に製品を提供する。なお、FJLの従業員の雇用は継続される。

FJLは株式譲渡後、社名変更し、エクセル・ロジスティクス株式会社となる。

エクセルは、FJLの株式取得により、FJLが得意とするIT製品の国内物流技術とエクセルが保有するグローバルネットワーク、先進の物流技術を融合することで、同社の顧客に対してより幅広く、付加価値の高いサービスを提供する。

これは、アジア・パシフィック地域でコントラクトロジスティクスビジネスを拡大し、重点市場である日本における事業基盤を強化するというエクセルグループの戦略の一環であり、FJLの株式取得後の日本における事業規模は、現在の3倍以上になる見通し。

今後、両社は具体的な条件の検討を行い、4月を目処に最終的な契約締結を実施する。

エクセルの最高経営責任者ジョン・アランは「エクセルは日本で過去30年以上にわたり、国際的なフレイトマネージメントにおいて確固たる地位を築いき、最近では、成長が期待できるハイテク産業向けのコントラクトロジスティクスを中心に日本国内での事業機会の拡大を図っている。全国的な物流ネットワーク、サービスセンターおよび熟練した従業員をもつFJLの株式取得により、エクセルは日本国内においてさらに充実したサービスを提供し、尚一層お客様の満足に貢献していく所存」と述べている。

富士通の代表取締役社長黒川博昭は「富士通は、エクセルという世界的な3PL企業と提携することで、グローバルSCMを高度に発展させることが可能となる。FJLは、これまでほとんどが日本国内を事業基盤としており、グループ企業に限定したサービスを提供してきたが、今後、エクセルグループの一員としてその技術力を発揚させることになる。提携により、お客様への物流面でのサービス品質を向上させるとともに製品コスト低減を図ることでお客様起点経営を具現化する」と述べている。

EXELplcの概要
本社所在地:OceanHouse TheRing Bracknell Berkshire RG121AWUnitedKingdom
事業内容:総合物流サービス企業(ノンアセット型(運輸現業をもたない)の3PL企業)
代表者:JohnAllan[CEO](ジョン・アラン)
資本金:83百万ポンド(2002年12月末現在)
従業員数:約71 000名
売上高:4 643百万ポンド(2002年度実績)
事業所:世界120カ国以上に約1 600拠点

エクセル・ジャパン株式会社の概要
本社所在地:東京都品川区南大井1丁目13番5号
事業内容:総合物流サービス企業(ノンアセット型(運輸現業をもたない)の3PL企業)
代表者:JohnSimonMillington[代表取締役社長](ジョン・サイモン・ミリントン)
資本金:50 001 000円
従業員数:370名
創業:1970年

株式会社富士通ロジスティクスの概要
本社所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目5番5号住友不動産ビル
事業内容:富士通グループを中心とした総合物流サービス企業
代表者:豕瀬悦治[代表取締役社長](いのせえつじ)
資本金:4億円
従業員数:473名
設立:1988年5月20日

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース