凸版印刷（株）は3月1日、中国・北京市のハイテクパークである中関村に100％独資のEビジネス関連の新会社、北京凸版数字産品有限公司を設立し、事業を開始した。
新会社は、成長著しい中国市場に向けて、最先端デジタル表現技術によるコンテンツ制作とソフトウェア開発を中心とした事業展開を図り、これまで培ってきた最先端デジタル表現技術や制作・運用ノウハウを新会社に移植し、現地採用の制作者や技術者を育成することにより、中国市場ニーズに対応できる体制を整備する。
新会社「北京凸版デジタルプロダクツ」は、、CG、VRなど最先端のデジタルコンテンツの企画・制作、アーカイビングなど関連ソフトウェアの開発を行い、主に中国の企業や博物館・展示施設をターゲットとした受託事業を展開する。
同時に、現地の大学・研究機関や先進企業との連携し、最先端のデジタル表現及び計測技術の研究・開発を行い、現地での技術的な基盤を強化する。
新会社をEビジネス事業の中国展開する拠点として位置づけ、Bitway事業の展開も計画しており、携帯電話やインターネットなどへのコンテンツ配信を行い、取引先日本企業に対して、中国コンテンツ市場などのマーケティング情報の提供や、コンサルティングを行い、現地での制作・ローカライズ機能を提供する。
北京凸版数字産品有限公司（北京凸版デジタルプロダクツ）の概要
本店所在地：100080北京市海淀区海淀路50号北大資源東楼1123号
董事長：増田俊朗（凸版印刷取締役、Eビジネス推進本部長兼Eビジネス事業部長）
事業範囲：1．ソフトウェアの研究及び関連技術、システムの開発
2．CG、VR、モバイルコンテンツ等デジタルコンテンツの制作、提供
3．関連情報及びコンサルティングサービスの提供
資本金：60万US＄（約7千2百万円）
会社形態：外資独資経営（凸版印刷100％出資）
社員数：設立当初13名
事業開始：2004年3月1日
