日本ペイント(株)と三井金属鉱業(株)は、三井金属鉱業の子会社である三井金属塗料化学(株)の株式の譲渡契約を締結した。
橋梁、鉄塔、各種プラント、住宅鉄骨、高架道路・鉄道など、長期間にわたり構造物を保護するための防食塗料の市場は、近年の公共工事・民間投資の抑制や新築住宅着工戸数の低迷によって、その市場は停滞しており、数量・金額ともにここ数年厳しい状況が続いている。
三井金属塗料化学は、こうした中で特徴ある防錆技術を武器に、亜鉛メッキ鋼材用塗料などへの事業展開で収益を確保してきたが、塗料業界における厳しい状況を踏まえ、三井金属鉱業は、「事業の選択と集中」を加速するとの基本方針のもと、三井金属塗料化学が今後一層の業容拡大を図るためには、日本ペイントグループに入ることが最善の道と判断した。
日本ペイントは三井金属塗料化学の技術力を活用することにより、一般工業用向けの防食塗料の商品力を強化し、汎用塗料の重防食・コンクリート防食分野を加えた防食領域の多様化する顧客ニーズに対応することが可能になる。
三井金属塗料化学は4月1日より日本ペイントグループに入り、その事業基盤の活用とグループとしての相乗効果を発揮し、事業の強化をはかる。